内容説明
本好き令嬢が巻き込まれた、古書を巡る謎と恋――。本をこよなく愛する変わり者の令嬢アムネリアは、祖母が暮らす田舎の城に引きこもっていたところ、王都の父から呼び出しを受ける。王都には憧れの『幻想図書館』がある。だが、胸を躍らせるアムネリアを待ち受けていたのは、いまをときめく公爵家との縁談だった! しかも、公爵には息子が二人いるのに、どちらが相手かもわからない。そんな中、アムネリアは『幻想図書館』で一人の青年と出会い…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
27
表紙とタイトルで即買いしてしまいましたが、面白かったです! 本大好きヒロインに色々共感できてしまう~(笑)。婚約者は兄で、ヒーローは弟ということで、ヒロインのポジションがなかなか面白いことになってます。続きを待つ♪2015/02/04
瀧ながれ
22
「幻想図書館」の設定がたいへん魅力的で、どっちの殿方を選ぶかとかそういうのどうでもいいから、偽書の解明に紙面をたっぷり使いましょうよ! と思いましたすいませんコバルト文庫でした…(笑)。2015/02/15
しゅてふぁん
21
幻想図書館、なんて素敵な響き!そんな荘厳な図書館でアムネリアの様に思う存分古書を楽しんでみたい。最後はバタバタと終わった感じがするけど、これからの三人に幸あれ。2016/02/12
はな
19
図書館本。古書を扱っている図書館を舞台にどう話が展開するのだろうかと期待していましたが、あまり図書館自体で何かが起こるわけではなかったかな。三角関係にどうなるのかなとは思うけれど、ラストに向けての展開が著しくやや置いてけぼりを喰らった気もします。もう少し続きが読みたいなで終わるので、続編が出るのかな?と思ってみたり。サブタイトルの図書館の古書の謎を解くとあったので、ラブ要素より謎解きを期待しすぎてしまったかも。2015/06/07
幸音
13
古書をこよなく愛するアムネリア。本を読めば寝食忘れたり、本屋さんに何時間もいられるアムネリアには共感する。ウォルフラムが初恋の相手であるアムネリアに対して、兄の名前を名乗ったところはもどかしいなと思った。初恋の相手が不仲な兄の婚約者になる展開は個人的にあまり読んだことがないから新鮮。ただ、副題にある古書の謎はメインではなかったし、婚約や周囲の方が盛り上がってる家督争いもあるから、全体的に散漫していて詰め込みすぎな気もした。クラウスの自覚?も唐突すぎて驚いた。すっきりしないから解消前提の婚約の続き気になる。2015/05/16