内容説明
生まれつき魔力が少なく、何をしても誰にも気づいてもらえない〈世界一影の薄い男〉――カゲウス・インビジブル。根が善人な彼だったが、何をしても気がついてもらえないストレスからその体質を利用してのぞきに明け暮れる残念な日々を送っていた。だがある日、浴場で出会った旅の盗賊・サンディに彼ののぞきがばれてしまう! 彼女が持っていた『真実の七鏡』は世界の真の姿を映し出すアイテム。その力のおかげでサンディには彼の姿が見えたのだ。あまりにも残念なカゲウスを更正するために、サンディは彼を『真実の七鏡』集めの旅に連れて行くと言い出して……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
28
これはヒドイ(褒め言葉) 影が薄すぎて誰からも気づかれない主人公カゲウスがひょんな事から盗賊・サンディと共に7つ集めたら願いが叶うDB的な鏡を探す旅にでる話。相変わらず電撃で出している作品とのギャップが凄まじく、ただひたすらにおバカな作品ですね。主人公の名前が酷いけど、それ以上にやってる事がただの下ネタすぎて吹いた。賢者タイムで危機を乗り切る主人公ってなんやねんw 電撃文庫では絶対に味わう事の出来ない松山ワールドですね。たまにはこういうのもアリなんじゃないかな笑2015/03/22
giant★killing
15
コレは酷いw(褒め言葉)。内容は日常生活にすら支障をきたすレベルで影が薄い主人公カゲウス・インビジブルはある日ムシャクシャして女湯覗きを敢行。しかしそこでカゲウスに気付く少女サンディと出会い冒険の旅が始まる…。性的興奮状態になると体が光り出し『影の薄さ』が無くなる設定は面白いですが…まさか影の薄さを持続させるために所構わず性欲を処理しなきゃいけないとかどんな羞恥プレイだよw。ってかカゲウス基本的にクズなのに何でヒロインの好感度高いのw。でもなんだかんだ面白かったなぁ。松山剛先生の次回作も期待です^o^。2015/05/05
わたー
15
★★★★☆これはひどい(褒め言葉)。こんなはっちゃけた作品も嫌いじゃないですよ。内容としては、生まれつき影の薄い主人公が、仲間とともに7つ集めると願いが叶う鏡を集めに冒険する話。どっかで聞いた事のある設定だな。だが、賢者モードによって能力を発動するとか、下ネタ満載の内容によって、その黒子がミスディレクションでDB集める設定なのに、全く別作品になっている不思議。著者は一迅社ではこのような作風しか書けない呪いにでもかかっているのだろうか。いいぞもっとやれ。次回作も期待しております。2015/03/28
nawade
10
★★★☆☆ 世界一影の薄い男である主人公は世を拗ね体質を活かしてのぞきを繰り返していたが旅の盗賊の少女に看破され、更生のために彼女の真実の七鏡集めの旅に連れて行かれるのだった。電撃の松山剛と一迅社の松山剛は本当に同一人物なのか?前作の世紀末救世主伝説もコメディタッチな仕上がりでしたが本作は更にぶっとんでます。主人公と同じく作者もストレスが溜まっているのかなぁ?と心配するくらい。まさかタイトルにこんな隠された意味があったとは賢者たるリハクの目をもってしても見抜けないだろう。やっぱりモヒカンは出てくるのね。 2015/03/21
Makos
8
ここまで影が薄いとああもなるのは仕方ない……のか?? しかし女風呂覗いてる時に見つかったりはしなかったのだろうかと設定に疑問も。実は幼馴染だった設定もぶっちゃけ謎。主人公は最後に男気を出してまぁ最低限のことはやったか。あまりのヒドさに一気に読める作品(ある意味褒め言葉)。息抜きにはいいかな。2015/04/11