内容説明
ペリー来航からから「維新」に至る、わずか15年間は、日本の全歴史を通して最もドラスティックな転換期にあたります。その短い年月の間に、吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛・高杉晋作・勝海舟、そして新撰組など、一度は名前を聞いたことがある人物が多数活躍し、数々の悲劇や英雄物語が紡がれます。しかし、この時代は、諸勢力が活発に離合集散を繰り広げ、さまざまな思想が複雑に入り乱れて猛スピードで事態が展開し、文章だけの解説では、わかりにくい時代であることも事実。文章に地図情報やチャート図、表・写真などを多用してはじめて、「なるほど、そうだったのか!」と理解できるものになります。本書はまさに、そういった一冊。見開き単位で地図情報と図版を満載し、「見る幕末・維新史」ともなっています。西南戦争までの25年間を、最もわかりやすく解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
12
幕末のトピックスを1テーマ=地図と解説の見開きで解説していく1冊。藩同士の対立軸もそうだが、京都の中の武力衝突や事件(池田屋事件など)の地図は意外に役立つ。また、天狗党や慶喜が大坂城抜け出した後の政府軍の動きも地図を見るとまた違った感想が湧いてくるに違いない。この時代に限ったことではないが、位置関係を知っておくと歴史はよりおもしろくなる。2015/03/03
ikatin
10
とりあえず、何とか良くまとめられている。知識が希薄な自分にとっては悪くない。幕末が理解しにくい理由の1つが、重要な出来事が週替わり日替わりで次々に起こる事、主義主張・藩論が複数混沌としてさらに変化する事に改めて気付く。2016/04/02
Myan2Myan
5
一つの出来事が見開きになっていて読みやすい。右ページは短めの解説、左ページは地図と図解は楽しめました。地図を見ながら歴史小説を読むの面白いです。今度はあの事件のあの場所へ行ってみようと行きたい所がどんどん増えていく…2015/08/31
バッカス
4
幕末期の出来事を2ページで説明。チャートや地図が豊富でわかりやすい。用語辞典的な使い方が可能。移動時間が長くなっているので、こうした資料的なものもじっくり目を通すチャンスとなった。2020/01/13
一条
3
概要を掴むのに役立った。各出来事の説明文がかなりあっさりなので読みやすい。地図を用いた解説は割と詳細に書かれており直前の概要説明とのギャップを感じた。その辺はもう少しインプットの精度を高めてから読んだ方が効果的なのかなと思う。2022/03/07
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