内容説明
2015年NHK大河ドラマのキーパーソン!激動の時代を駆け抜けた男、吉田松陰――この「まっすぐで力強い生き方」から、あなたは何を盗めるか?◎必ずやれるという志がなければ、事は成し遂げられない◎聖人・賢人の書いた書物を読んで、人格を磨くことを平常の心がけとせよ◎武士の道にあって最も大切なのが義である◎1日に何か一つを学べば、1年で360の知識を得ることができる。◎旅は若者の心を育てる ◎人の人たる所以は忠と孝を基本とするetc……失われた「日本人の心」がここにある!「人間の品格」を高める言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayoko
14
大河ドラマの影響で読んでみたけど松陰先生の言葉、生き方の凄さに感動。わかりやすく読みやすかったのですごく心に入ってきました。少しでも実行できることはしていこう!と思える本だった。2015/04/03
くものすけ
11
本を読め、但し学者になってはいけない。実行が伴わなければ学んだ事にならない。何と過激な言葉でしょう。真心をもってすれば不可能な事はない...諌言出来ぬものは、戦で先駆けも出来ない...こんな内容で小さい頃からバシバシ叩き込まれたら、長州から幕末の志士が生まれるのも理解出来る。しかし、吉田松陰は完全無欠かといえばそうでもない。外国への密航計画の杜撰さは普段の行動から判断して「あれっ」と思ってしまう。余りに落差が大きい。2019/12/03
ぷりん
10
山口旅行前に読みました。松陰の考え方は、今の教育の中でも変わらず伝わっているものが多い。大切なことって変わらないものだなと感じた。まさに「真心をもってすれば、不可能なことはない」という言葉のとおり、言行一致の人生だったことを痛感した。そんな思いで、松陰神社を見てこようと思う。2015/09/17
M_Study
7
本で知識を得ても行動が伴わなければ意味が無い。読書するときは大事な箇所は抜き書き。知識偏重でないところが重要なのだろう。松陰先生の思想は過激すぎる面があり、それが結局命取りになるのだが、過激さは若者を奮い立たせる情熱となった。その後の門下生の活躍ぶりが、それを物語っている。2016/09/15
江口 浩平@教育委員会
7
花燃ゆの吉田松陰ブームから遅ればせながらようやく読了。孟子の「至誠にして動かざる者未だ之在らざるなり」を愚直に、純粋に実践し通した人なのだと実感。『講孟剳記』は囚人に希望をもたせるため、孟子を輪読する勉強会から生まれたのだと知り、原典にあたってみたいと思った。2015/12/17