文春文庫<br> ザ・スタンド(5)

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文春文庫
ザ・スタンド(5)

  • 著者名:スティーヴン・キング/深町眞理子【訳】
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2015/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167661724

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内容説明

人間の普遍的な強さを謳う完結篇!

善と悪の最終決戦がついに開始された。ひとり、またひとりと仲間が倒れる中、世界の未来のために人びとは戦う――感動の完結篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

121
やっと最終巻です。 第三部の開始です。 善と悪の最終決戦というところ? 未知のウィルスに感染しなかったのに、善と悪に分かれて戦うのかと思いながらこの巻を読み出したけど、なんだろう?異常に面白い。 あの人がここで出てくるのかとか、この人ってこんな感じになるのかと、とにかく登場人物が多いから、それ自体が伏線になっているみたいで面白い。 まあ、こうなるかなって感じの消滅。 それからの微かな希望かな。 かなりの長編だけど面白かった。 2020/06/30

Tetchy

116
キングは複雑化してしまい、もはや何が悪で善なのか解らない世界を一旦壊してしまうことで人々が善と悪に分かれて戦う単純な二項対立の図式を持ち込んだのだ。これは世紀末を目前にした人類による創世記。。現代版の善対悪、天使対悪魔の全面戦争なのだ。色んな人生を読んだ。そして彼ら彼女らはいつしか自分を変えていった。いつしか彼らは私の胸の中に住み、人生という旅を、戦いを行っていた。こんな長い物語を読み終えた今、胸に去来するのはようやく読み終わったという思いではなく、とうとう終わってしまったという別れ難い思いだ。2017/07/23

なぎさ

73
<フリーゾーン>と<闇の男>の対決。善と悪。再生と浄化。輪廻。itを遥かに上回る緻密な人物構成&ストーリー展開。起承転転結といった感じで予想(想像)を裏切られる。キング作品のあらゆる要素を詰め込んだ渾身の大作。キングで初めて泣いた本。2016/08/18

トムトム

20
だよなぁ。主人公が選んだ生き方が、私にとって、そして人間にとって幸せなのかもしれません。新型コロナとかでワチャワチャしていた人たち、この創作本を読んでみなさいな。人間が何を恐れどのように行動するかが全て描かれています。私はマスクをしないでワクチンも受けず、ここ何十年発熱したことのない人です。家に体温計がないというのを驚かれました。生物学や免疫力、ストレスやバイアスの知識があれば、無駄に怖がることがなくなります。2023/11/08

たかやん

19
全5巻もの読書の旅の連れ合いとして愛着を抱いていたものだから、主要キャラクターの死に対しての喪失感を嫌が応にもつきつけられる。複数キャラ視点を並行する中でも、パンデミック以前には母親から「おまえはね、奪うばかりで与えない人間なのさ」とまで言い放たれてしまうドラッグ漬けのミュージシャンが、自分の自信のなさと折り合いをつけながらリーダー格の1人としての役割を全うしていく、ラリーアンダーウッドを主役にして読んでいました。読破してしまって少し寂しいような気分に浸る。2020/04/13

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