内容説明
仏教瞑想をルーツとして認知行動療法にも積極的に応用されるマインドフルネス。その驚くべき効果を科学的に検証しつつ,さまざまな臨床技法を講義形式でわかりやすく解説する。仏教瞑想の方法,ニューロサイエンスによる科学的検証,精神疾患への臨床応用など,本書で扱うテーマは多岐にわたる。臨床技法としてのマインドフルネスと仏教瞑想との対話を試みた,マインドフルネスの臨床実践に自信がもてる最良のテキストブック。
目次
第1部 マインドフルネスの背景を学ぶ
1 マインドフルネスとは何か―マインドフルネスの詳解と定義
2 仏教から生まれたマインドフルネス―仏教瞑想としてのマインドフルネス
3 太平洋を渡ったマインドフルネス―米国におけるマインドフルネスの成立過程
第2部 マインドフルネスの科学を学ぶ
4 マインドフルネスのモデルとパラダイム―マインドフルネスの理論体系
5 マインドフルネスの科学(1)―ニューロサイエンスの観点から
6 マインドフルネスの科学(2)―行動科学の観点から
7 マインドフルネスと認知行動療法―第三世代の行動療法の諸相
第3部 マインドフルネスの臨床を学ぶ
8 マインドフルネスの実践技法
9 臨床マインドフルネス(1)―情動調整
10 臨床マインドフルネス(2)―心理疾患
11 臨床マインドフルネス(3)―身体症状
12 臨床マインドフルネス(4)―衝動抑制
13 臨床マインドフルネス(5)―安全性・禁忌・訓練
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
108
臨床的見地から。 元々仏教の瞑想の逆輸入なのだから、やっぱ、ヨガと馴染みがいいでしょ、と思うんですが、”定型化された動き、太極拳など”もマインドフルネスの練習に良いて書いてあるなあ(P146)2024/09/17
駿ばぱ
2
マインドフルネスについて、特に臨床の場面での理論や実践方法など、わかりやすく整理ができました。この本を読むことで、心理療法家として、どのようにマインドフルネスを活かしていくかを学ぶ機会になりました。このタイミングでこういう本がでて、ありがたいです。。。2014/11/13
happy kirin
1
入門といっても,とても詳しく大学の講義なみ。
kkkamiki91
0
マインドフルネスの背景にある理論、およびその効果の対象と有効性について知りたくて。 かなり網羅的・学術的に整理されている印象で非常に勉強になった。2021/07/01
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