講談社文庫<br> 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

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講談社文庫
猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数

  • 著者名:北山猛邦【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥539(本体¥490)
  • 講談社(2015/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062930581

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内容説明

大学の探偵助手学部に通う君橋と月々は、志望のゼミに落ち、悪ふざけで出した第3希望の猫柳ゼミ行きが決定してしまう。指導教官は、功績不明かつ頼りなさげな女探偵・猫柳十一弦(25歳)。ショックを受ける二人だったが、名門ゼミとの合同合宿が決まり、勇んで向かった孤島で、本物の殺人事件に遭遇する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

72
ミステリの王道! これはよかった。ラストも感動的。よくある、取ってつけたような大袈裟さは微塵もなく、素直に爽やかなミステリだった、と思いました(すみません、殺人事件なのですけど)。全体を取り巻いているまじめさは、登場人物が探偵志向でなく、助手志向であるためでしょう。いい線をついていますね。猫柳先生の活躍ぶりが意外でしたが、考えてみたら、もともと探偵なんです。そういう設定でした。なのになぜか忘れちゃう(笑)。さて最後まで残った不可解さは探偵の名前。「猫柳」は認めるとしても、「十一弦」って女性名はアリですか?2015/07/09

buchipanda3

45
女探偵・猫柳十一弦は推理力も見事だけど覚悟がスゴい。反射神経がいいのか悪いのかよく分からないが、ここまで体を張る探偵も珍しい。さらに彼女の信念や持ち味を見せるために著者が用意したのは、ミステリの典型「孤島」の舞台と程よい人数の大学生たち。これはまさに最適だった。次々と起こる惨劇、と思わせて・・・。さらに探偵助手の授業がある大学が存在していたり、事件の法則性にちょっとびっくりなど独特な世界観がさらりと描かれている。異色尽くしの中、少しとぼけた感じのキャラや凝ったトリックも含めて楽しく読めた作品だった。2017/06/14

coco夏ko10角

40
猫柳十一弦シリーズ第1弾。設定もシチュエーションも好みで、読んでてすごく面白かった。探偵と探偵助手の在り方について色々考えさせられた。こんなミッシング・リンクは初めてで驚き。猫柳教授かっこいいです、続編文庫化が楽しみ。2015/03/29

佳蓮★道央民

33
★★★★★★トップを争うくらいの大好きなミステリーになりました!本当にめちゃくちゃ面白くて、あっという間に読み終わっちゃった!!私も、一時期探偵に憧れてましたよ(笑)探偵ドラマとかハマってたもんな!今でもコナンとか好きですからね!本当にアニメみたいに、コナンみたいなくらい面白かったです!私は、クンクンか、月々だったら、クンクンの方が好きかな🎵北山猛邦さんの作品を全部集めたいくらい好きになりました!絶対早く2巻も買って早く2巻も読みたいです!本当にハマったな!ありがとうございました‼️めっちゃお勧めです!2019/01/29

おうつき

32
「探偵助手学部」なる学部が存在する世界を舞台にした本格ミステリー。著者の持ち味である安定の物理トリックもさる事ながら、登場人物達が魅力的だったのが大きい。ミッシングリンクを手掛かりに事件を未然に防ごうとする猫柳と、猟奇的な殺人を企てる犯人の対決がスリリングに描かれていた。タイトルの「後悔」の意味が分かった時の余韻が大きかった。ライトな読み口ながら歯ごたえのある一冊。2019/12/17

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