内容説明
音声学の知識がなくても読むことができる、英語音声学の入門書です。単に知識を与えるのではなく、実際にどのように発音すればいいかを解説しているので、英語音声学の基本を理解したい人や英語の発音に詳しくなりたい人のほか、リスニングが得意になりたい人や発音が上手になりたい人にも役に立ちます。
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目次
第1章 英語の音声について学ぶ――音声学的視点
1-1 「かな」より小さい音の単位
1-2 分節音
1-3 調音器官
1-3-1 声帯
1-3-2 軟口蓋
1-4 五十音図の配列
1-5 VPMラベル
第1章のまとめ
第2章 覚えておきたい英語の音の姿
2-1 子音群
2-2 一部無声化する有声音
2-3 つづりには反映されない、いろいろな音、異音(allophone)
2-3-1 日本語の「ん」
2-3-2 英語の/t/
第2章のまとめ
第3章 ネイティヴのように聞く10のポイント
3-1 つづりに反映されないropeとrobeの違い
3-2 英「オ」vs. 米「ア」
3-3 母音間の/t/の弾音化
3-4 声門閉鎖音(声門閉鎖音による強化)
3-5 明るいエルと暗いエル
3-6 音節主音子音
3-7 連結、同化、削除
3-8 強勢の位置
3-9 強形と弱形
3-10 イントネーションの核
第4章 ネイティヴの発想を垣間見る――核の置き方
4-1 イントネーションの核
4-2 有標 / 無標の焦点
4-2-1 無標の位置に来ない核:その1
4-2-2 無標の位置に来ない核:その2
4-3 会話における核の置き方
4-3-1 原則の確認
4-3-2 会話におけるBの視点
4-3-3 否定を表す語
4-3-4 代名詞を含む文
第5章 字余りを作らないために――英語のリズム
5-1 日本語のリズム
5-2 英語のリズム:リズム縮約
5-3 フットと等時性
5-4 英語のリズム学習方法
5-4-1 1音節
5-4-2 2音節
5-4-3 2歩のリズムのまとめ
5-5 音楽との接点:英語の歌詞における弱音節
5-6 強勢衝突と強勢移動
付録
参考文献
索引