内容説明
N.Y.、サンフランシスコ、神保町、足どりも軽やかに向かう先はいつもその街いちばんの古本屋――。中目黒の小さな書店から、本を巡る新しいムーブメントを牽引し続けてきた著者の初エッセイ集。古書店主であり文筆家、現在は『暮しの手帖』誌の新編集長として注目される彼の、本から始まる「旅」の原点。出会いの喜びと、自由であれ! という今も変わらぬメッセージに満ちた、瑞々しい一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた
21
初期のエッセイ。文章に巧さというかアクの強さがあまりなく、素朴な感じがして、本が好き、古書店が好きというのが真っ直ぐ伝わってきます。2014/04/09
だーぼう
20
本の表紙より、その文体にからだ中から冷や汗が出た。ようやくこの人から本の話をがっつり聞けた!ブログに感想を書きました。2017/10/09
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14
初版2007年。松浦さんが大好きな古本にちなんだエッセイ。日々の生活の中でいろんなことに挑戦し、いろんなことに刺激を受け、気付きから自分の可能性をどんどん広げていかれる松浦さん。素敵だな。この本の中によく出てきた「神保町」「ニューヨーク」の街、そして古本屋さんの散策に行ってみたくなりました。2014/01/16
run
11
予備知識なく読み始めたら、あれ?なんだかすごく若い? 松浦さんの若き日のエッセイでした。別人のようと思ったり、やっぱり松浦さんだあと思ったり。ゆっくり古本屋に行きたくなった。2015/02/23
やまゆ
8
著者の若かりし頃、ビジュアルブックへの情熱が文章からあふれ出ている。過去に「翼の王国」や「ブルータス」に掲載のエッセイも載せられているが、その雑誌に合った文章とはこういう文章だというのが素敵に思える。2018/01/20