内容説明
十津川警部の妻・直子に、京都Ｋ女子大学同窓会の招待状が届く。同期の金井富美が、日本画の賞を受賞したお祝いだという。直子たちは、“椿の君”と呼ばれた富美をはじめ仲良し５人で、美女軍団と称していた。同窓会直前、仲間の三原敏子が殺害される。十津川警部は、同窓生から情報を得るため京都へ向かうが、また軍団メンバーが殺害され……。椿の因縁をめぐる謎を追って、東京、京都、福井を結ぶ推理行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fumikaze
7
「十津川警部 小浜線に椿咲く頃、貴方は死んだ」(集英社文庫)。十津川警部の妻(直子さん)の大学時代の友人が殺され、直子さんも犯人探しに一役かうことに。ストーリーはたいしたことが無いが、直子さんの行動力やサバサバしているところなどは好感が持てる。人助けも、それによって相手に貸しを作ってしまうとお互いにとって不自由になり、よくないんだなぁ。2016/10/29
桂 渓位
6
十津川警部と銘記されてますが、主人公は奥様の直子さん✨ いつもより、２時間サスペンス色が強い感じがしました📕 亀さんや十津川班の面々も登場しますが、そんなに活躍はしません(笑)2022/03/04
速水 僚
3
十津川警部です奥さんが容疑者？という緊迫感はなかったですが、奥さん直子の仲良かった同窓生が殺されるところから事件が始まる。十津川ワールドに浸りました。もう何作か読みたい気分です。2015/06/10
金木研
3
なかなか面白い。 西村京太郎さんの本は図書館へ赴く際に、ズラーッと並んでたからどんな本なんだろ？って気にかかったぐらいで。 叔父から貰った本の中にあったから読んでみたら出来作ですよ。しかも、十津川警部たちと一緒になって謎を解こうとなります。見事、犯人分かってしまったw 西村京太郎さんの本読んでみよー2015/03/12
はかり
3
西村京太郎はほとんど読んだことが無い。奈良からの帰路、読む本が無くなったので古書店で買い求めた。結構面白く、一気に読めた。ストーリーは平凡だと思うが、十津川警部の妻が事件に巻き込まれ、推理を巡らすのが際立って良かった。2014/12/28
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