内容説明
27歳にして両親亡きあと3人の妹を育ててきたフィルは、会社でも女性社員のリーダー的存在だ。ある日いつものように出社したフィルは、今後は社長の息子のペンが、経営を取り仕切ると告げられた。怪我で一時的に目が見えないペンはひどく傲慢で、さっそく女性社員を泣かせ、おのずと彼のサポート役はフィルに。そして、すっかり彼に気に入られたフィルはしばらくの間、ペンの屋敷に住み込み、彼の世話まですることになった。ただペンは、フィルを年配の女性と勘違いしているようで……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
新書で持っているにもかかわらず、文庫になると聞いてすぐ本屋さんに直行して迷わずお買い上げ。基本、古本屋さんの100円コーナーで買うようにしている。たくさん読みたいから安い方が助かる。エマ・ゴールドリックの作品はヒーロー、ヒロインに限らず登場人物が個性的でどこかユーモラスなお話が多い。少々ばたばたしているけれど暗くならずテンポがいい、お気に入りの作家さん。結構な数の作品を読んだ中でも一番好きなのがこれ。弁の立つヒーローに乗せられいつの間にか結婚、というパターンが多いかな。乙女でしっかり者のヒロインが可愛い。2015/05/26
ぽこ
8
ヒーローは一時的に失明状態で、ヒロインのことをおばさんだと思い込んでいて、便宜結婚をする話。こういった話の醍醐味である、正体がわかったときの驚きを楽しめる水戸黄門的展開が大変良いです。ヒーローの息子や、ヒロイン妹など、登場人物も多く、いろいろな人との絆を感じられて楽しいお話でした。2015/07/02
ドンニ
7
初めてこんな翻訳の仕方が悪い本を読みました〜(^◇^;)読んでで文章の酷さでなかなかストーリーが頭に入らず。元の作品は面白いのに！！すごーくもったいない出来ですΣ（ﾟдﾟlll）ストーリーはいいのに！もしかして、翻訳前もこんな文章なのでしょうか？残念すぎる！⭐︎⭐︎⭐︎ 星32016/09/07
Nami
2
勝手におばさんだと勘違いして など 年齢については誤解あるけど、亡き妹の息子を巻き込んで繰り広げられるストーリー、この子は可哀想‼︎ 愛を知らずに育ち、ヒロインフィルに出会って救われた‼︎ 感動して私はちょっとうるっとしました。2016/07/14
kina
1
面白い。面白いんだけど40代～50代だと思い込んでいるヒロインに向かって「おばさん」「年寄り」の連発。リアルアラフィフの自分としては微妙…。運転手が「彼女はヒーローと10歳違いくらい」と教えてあげるシーンがあるのでそこでヒロインせいぜい45歳と想像できるはず。（実際は年下の方に8歳違いなのだが。）そんなおばあちゃんじゃないやい。それも10代20代に言われるならまだしも35歳に言われたくないぞ。2017/11/14
