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内容説明
伊豆諸島の島の小学校に、大きなイチョウの木がありました。葉っぱは、このイチョウの木に生まれました。葉っぱは、いつも思っていました。「空から見ると何が見えるのかなぁ?」。ある朝、島に強い風がふいて、葉っぱは大空に舞い上がりました。空の旅のはじまりです。「おーい。空から見ると、何が見える?」。海をはしる船が、葉っぱに聞きました。「とっても広い海が見えるよ」。葉っぱはそのあとも、熱海の上空で糸の切れた奴凧と出会ったり、横浜港上空で黄色い風船と出会ったりしながら空の旅をつづけ、新宿、東京のウォーターフロント上空を通って、東京スカイツリーにたどりつきます。そして、その近くの神社に舞い下ります。空から見える風景を描いた鳥瞰絵図が圧巻の絵本です。鳥瞰絵図はすべて、作者が小型飛行機で空から実際に見た風景をもとに描いたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
53
風に吹かれて舞う落ち葉、糸の切れた凧、子供の手を離れた風船の視点から、小笠原諸島、熱海、小田原城、富士山、江ノ島、横浜、新宿都庁、東京タワー、スカイツリーなどの周辺の鳥瞰図を楽しく鑑賞できる絵本。みんな風まかせに出会い、風まかせに別れて行く。風に吹かれてどこまでも先に行く者あり。休むべき居場所を見つける者あり。不本意ながら、どこかに引っかかって先に行けなくなる者もあり。なんだか人生の出会いについても俯瞰的に考えさせられる作品だった。2018/05/13
♪みどりpiyopiyo♪
41
あるあさ つよい かぜが ふいて、ひゅる ひゅる ひゅうー っと はっぱは とんだ! ■空の旅の絵本を読みました。空に舞い上がった一枚の葉っぱが南の島を旅立って、海を、山並みを、都市を、見下ろしながらどこまでも。鳥瞰の絵が気持ち良くって、こーいうの大好き♪ ■絵は全て、作者が小型飛行機で空から実際に見た風景をもとに描いたとか。見返しに旅の経路が載ってます。普段 実感が湧かないけど、日本は国土の大半が山や森林なんだよね。知ってる街も 知らない土地も楽しく眺めました ( ' ᵕ ' ) (2015年)(→続 2019/09/05
さつき
35
読友さんのレビューから興味を持って。新島からスカイツリーまで、風に吹かれて旅するイチョウの葉っぱの物語。小田原〜江ノ島〜みなとみらい〜東京タワーと見知った土地を空から眺めるのは楽しいです。建物や道路、山、川すごく描き込まれています。最近ぶらぶら散歩していた腰越付近も細かく描かれていて、娘も江ノ電をみつけて喜んでました。2016/12/30
ヒラP@ehon.gohon
14
新島にあるイチョウの木から飛び立った葉が、東京の墨田区まで飛んでくるものかどうかは信じがたいのですが、たどり着いた先が飛木稲荷神社というところに、ただの空の旅で終わらない重さを感じました。 神社の御神木である大イチョウの伝承が、飛んできた銀杏の枝から始まること、このイチョウが太平洋戦争の時、東京大空襲の火を食い止めて人々を守ったことを、みねおさんは解っていて取り上げたのでしょう。 絵本の題材にもなったイチョウです。 ともあれ、ゆったりした空からの俯瞰は素晴らしいと思います。2017/05/11
しーまま
14
絵がきれい!見ていてすごく気持ちいい感じ。2015/03/26
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