内容説明
旗本の次男坊の仁之助は、とある不祥事のせいで婚家を追い出される。彼は流れ流れて辿り着いた品川宿の「悪人町」で、「奇策屋」の看板を掲げる“おとこ名の美女”宗次郎と出会い、怪しげな仕事を手伝うが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shincha
2
続編が楽しみです。主人公2人がどうなっていくのか。江戸情緒溢れる情景描写と悪だけど悪じゃない…浅田次郎さんの天切り松シリーズのライト版という感じで読みやすかったです。2019/04/17
ゆー
1
人は負い目を持っていると、どんなふうに言われても、針を刺されたように感じちまうんだ。255p2021/01/09
ぱんだモン
0
江戸の外、品川を舞台に据えながらも、飯盛り旅籠以外を題材とした著者の着眼点がユニーク。著名人も登場することから、時代背景が想像しやすいのもいい。主人公が寄生する奇策屋とその周りはダークサイドの人物ばかりだが、その奇策は、結果的に市井の人たちの不満や鬱憤を晴らすことにも繋がり、読んでスカッとできること請け合いだ。続きが早く読みたい!2017/11/06
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- 和書
- セ・ボン!