内容説明
北海道文学館監修。焼身自殺をはかった息子を巡る家族の思いや、使い古されたマフラーに固執する夫の胸中など、日常の中に潜む出来事からあぶりだされる人間の心理を描く、北海道を舞台にした渾身の小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごん
1
北海道文学館での講演会は、大変興味深いものでした。演者観客とも札南の同窓会みたいになってて、自分にはアウェーでしたが。作品は、教員としての実体験や学園紛争の記憶に取材したもののようで、中学時代から精神を病んでついに焼身自殺する男の話は強烈でした。が、全体的にはなんというか、読んでも作者個人の世界から出られていないというか、世界が広がるつながっていく、という体験ができない感じ。あと、講演会で学校批判してた部分には鼻白みますた。2015/12/05
John Newton Webb
0
知り合いが書いた4つの小説が入っている本です。色々感動的で、面白いテーマの話しです。どうぞ、読んでください!2018/01/05