花とゆめコミックススペシャル 兄(アニ)さんと僕

著者名：西炯子【著】

白泉社（2015/03発売）

• ISBN：9784592198703

内容説明

大名人の落語家・三々遊亭小正月（さんざんゆうてい こしょうがつ）に弟子入りしたわん小こと正直（まさなお）。わん小の兄弟子は意外にも…!? 芸道一直線コメディ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[masa@レビューお休み中]

ある落語家に弟子入りした、ある間抜けのお話。その間抜けの名は中村正直。正直と書いてまさなおと読む。この男、何かにつけて目立ってしまうのだ。芸は下手だし、要領は悪いし、空気が読めないしで、良いところなんかな〜んにもありゃあしない。こやつの芸名はわん小。兄弟子が子いぬ。自分よりも、ひと回り以上年が違う小学生が兄さんなのだ。年齢も、身長も、技量もてんでばらばらな二人。毎日のように怒鳴られ、叩かれ、蹴られ…お間抜けなことばかりしている、わん小の野郎がどうなっていくのかは…見ていただければ、わかるというものですよ。

2013/03/20

[ヒロ＠いつも心に太陽を！]

『そば清』は怖いよね！ほんと怪談話だよね(´д｀*)！それはさておき、落語漫画といえば最近は『落語心中』がなにかと話題だが（もちろん私も大好き）こちらの三々遊亭の内弟子さんたちの日常もにぎやかでほのぼのとしていて面白かった(*^□^*)一話ずつが短いエピソードなのも読みやすいし。最後の柳家喬太郎師匠とのスペシャル対談も面白かった♪

2012/04/29

[華里]

『まんじゅう怖い』とか『そば清』とか『寿限無』とかの古典落語、好きだったな～。昔、図書館で落語の本ばかりを漁って読んでいたのを思い出しました。そして、落語みたいなゆかいな日常を送る落語家さんたちのお話がたまりません。まんま、落語が元ネタな話も現代にするとこんななのね、と。なんだかんだいって、弟弟子を可愛がっている兄さんたちがいいですね。そして、巻末の対談に爆笑でした。

2012/05/12

[ムック]

わん小のおバカっぷりがいっそ清々しい(笑)小いぬ兄さんもしっかりしてる所と子供らしいところがいい感じにミックスされてて、他の兄さん達も曲者揃いなのが面白い。常にアウェイな西さんのドタバタ落語マンガ、対談も含めて楽しませてもらいました☆

2011/09/23

[Squirrel]

これはいいかなと思って読んでなかったんですが、やっぱり読んでよかったです。西作品はやはり要チェックですね。落語の世界はよく知らないのですが、楽しく楽しく読めました。第6席の視線を引っ張るところがかわいかったなぁ。巻末の対談もおもしろかった。そして、作者だけの裏設定がどんなのかとっても気になったのでした。

2011/12/14