内容説明
本当はずっとあなただけを見てきた。今度こそ、わたしを奪って。■ビーは二十一歳の誕生日を笑顔で迎えていた。優秀な成績で大学を卒業し、明日からは、亡き父が遺してくれた会社でしかるべき地位につく。誕生日パーティは退屈だけれど、気分は上々だ。「やあ、フィービ」その名前を呼ばれ、ビーは全身が凍りついた。彼女をそう呼ぶのは世界じゅうでただ一人――レオンだけだ。ビーは十七歳のとき、レオンと婚約した。父の共同経営者の息子で十四歳年上の彼にビーは夢中になったが、ほかの女性の影がちらつく彼に不信感を覚え、婚約を解消したのだ。「実に魅力的な女性になったね」唐突にキスをされ、ビーは思わず応えていた。二度と傷つけられたくないのに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
34
これはコミックを先に読んで大正解!岩崎陽子さんの力強く美しい絵が頭に浮かんで楽しかった。(ある人が感想でジャクリーン・バードのヒーローはもれなくお馬鹿とばっさり切り捨てていたのを忘れられない(笑)けど、わたしは傲慢なヤツは嫌いでも可愛げのあるヒーローは好きです)。ヒロインが自分の元から去ってしまい、下着と靴下だけでベッドに突っ伏してシクシク泣いているシーンに不覚にもやられてしまいました。たまらん。2016/06/21
たまきら
16
このお話は素敵な漫画で読んでたんですが、原作が気になって読んでみたら…ちょっとわかりにくいけれど彼女に一途な男子と、婚約したてで信じられないものを目撃してしまった18歳の女子(そりゃ婚約解消したくなるよ…)、まったくマンガと一緒で、巧く原作を編集している漫画家さんに脱帽。14歳も年が違ううえ、初対面の時彼女4歳とか「光源氏かい!」とつっこみつつも笑って読み終えました。2016/09/26
じょう
8
コミックを先に読みました。読んでいると頭の中でコミックの登場人物が浮かびました。岩崎さんは絵も展開も凄く良いので違和感なくスムーズに読み終えれました。ヒーローがヒロインが4歳のときから関心を持ってた下りはちょっと・・・。岩崎さんは上手にぼかしてましたね~。2015/02/21
やまと
5
ヒーロ必至過ぎてて、にやけちゃいました。2015/07/01
romaco
2
★★★ 強引にというよりはヒーロー必死 最後の方の痛々しさなんか逆に笑ってしまった2011/05/24
-
- 電子書籍
- 北野瑠華『週プレ プラス!』アザーカッ…
-
- 電子書籍
- 十二時からのシンデレラ【分冊】 7巻 …
-
- 電子書籍
- 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第…
-
- 電子書籍
- ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」…
-
- 電子書籍
- ぼんち 新潮文庫