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内容説明
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絶対王政時代から第2次大戦後まで500年間に及ぶ、世界の国債市場の歴史をたどる。国債の金利は常に歴史の行く末を見通していた。財政論議に貴重な示唆を与える大著。
【主な内容】
はじめに
序 章 市場の警告
第1部 誕生と試練
第1章 イギリス国債の起源
第2章 コンソルの誕生
第3章 アムステルダムの外債市場
第4章 ナポレオン戦争で試された英仏の国債市場
第2部 深化と拡大
第5章 ヴィクトリア朝の黄金期
第6章 南北戦争:グリーンバックとグレイバック
第7章 明治維新と国債
第8章 ロンドン外債市場
第3部 破綻から一時安定へ
第9章 ワイマール共和国のハイパー・インフレーション
第10章 帝政ロシア国債のデフォルト
第11章 イギリスの五%戦争
第12章 ポワンカレの奇跡
第4部 閉鎖経済に国債を詰め込む
第13章 国債の日本銀行引受
第14章 ナチスの国債
第15章 イギリスの三%戦争
第16章 長期国債二・五%の金利天井:アコードの検証
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
7
労作。こんな本は後にも先にも出ないような気がする。国債とは、王の気まぐれでどうにでもなる個人的な借金から、永続的と期待される議会によって定められる税を担保とした借金に変わるところから、金本位制下や戦時下の閉鎖経済における国債の動きなど、こってりと国債について語られていた。現在一部で流行中のMMTもすでに第二次大戦下各国でやられていて(そして案の定歯止めが利かなくなった)等、MMTerは必読では。不換紙幣は国債を担保に発行され、国債は税金に担保され、税金は民主主義に担保される。素晴らしい本でした。2020/12/18
cochou
2
欧州王政は借金のコントロールが出来ず踏倒しが多発、議会民主制に道を譲る。民主制に入っても相変わらず戦争で資金が必要になりまた借金。国債残高を見ると戦争は滅茶苦茶金が要るとわかる。他国から借りられなければ中銀引き受け初めあの手この手で戦費を調達。国債と通貨との関係も気になる。2020/06/09
はろはろは
0
明治維新の章と日銀引受の章のみ目を通した。日本の話に限らず、国債自体の話よりも、歴史的イベントの経緯を知るのによい。2016/07/04
尚幸
0
超大作。ソブリンリスクとはいったい何なのか2011/06/21
ドロレス
0
国債の誕生、ナポレオン戦争、南北戦争、日露、大恐慌、ナチス、戦時下日本など歴史を国債の利率などから描き出すので歴史好きにはタマランチ会長な本。2006年刊だな日本の国債の行末についても書いてて参考になる
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