内容説明
考える力・創造する力がグングン伸びる。人生がもっとワクワクしてくる。基礎の基礎から役立つ話、驚く話、美しい話まで。楽しみながら学ぶ、数と論理の世界。数学は、英語や日本語では表すことができないくらい、シンプルに正確にそして本質的に、物事を表現するために作られた言葉です。だから数学がわかれば、これまで見えなかったことが見えるようになり、言えなかったことが言えるようになり、考えたこともなかったことが考えられるようになります。本書では、世界的に有名な物理学者である著者が、高校生になる娘に語りかけるかたちをとりながら、驚きと感動に満ちた数学の世界を道案内します。イラスト多数。
第1話 不確実な情報から判断する
第2話 基本原理に立ち戻ってみる
第3話 大きな数だって怖くない
第4話 素数はふしぎ
第5話 無限世界と不完全性定理
第6話 宇宙のかたちを測る
第7話 微積は積分から
第8話 本当にあった「空想の数」
第9話「難しさ」「美しさ」を測る
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- 評価
紀伊国屋で購入した本本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
71
正直に言います。僕はこの本を読むまで「結局、なんでマイナスとマイナスを掛けるとプラスになるんだろうなぁ」というモヤモヤを、長い間心の片隅に抱きながら生きてきました。200円の支払いを毎日するとして5日後は、200円の支払い(-200)×5日間(+5)で-200×5=-1000になり、今日より1000円減っている。では5日前は?200円の支払い(-200)×5日前(-5)で-200×-5=1000で、今日よりも1000円多く持っていた。おぉ、確かにマイナスとマイナスを掛けるとプラスになってる。スッキリした。2022/09/30
ココロココ
20
高校の時に理解できないままだったので、あらためて勉強しようと思ったが、微分積分と因数分解で理解できない部分が多数。もう少し理解が進むと、仕事のしかたが変わると思うので、別の本を使って復習しようと思う。2016/09/10
たんたんx
20
高校生だった時以来の数学の本。半分ぐらいは理解できたかな?何しろ、苦手な関数や微分積分の話になると、かなり苦しい。中級者向けだと思います。不完全性定理やオイラーの法則、ガロア理論などにも触れています。もう少し基礎を勉強して、再読したいです。2016/06/17
Mc6ρ助
18
あの時に散々話題に上った「ベイズの定理」について知りたくて手に取った。が、・・。なんであんな議論になったか、PCR検査を受けるなと言った人達の論旨は追えたが、多少ともこの定理について知っていれば 2回、3回受けろ、とならないか・・、とこれまたグルグルぐるぐるだった。感度100%のPCR検査を90%で計算、と言った舌も渇かないうちに感度70%の抗原検査の方がよいとするだけならまだしもPCR検査は金出さないなんてなんかやっぱりヘン。まあ、抗原検査は特異度が98〜99%で陰性の信頼度は高いは納得して良いのかな。2025/04/11
がくちゃびん
18
「重力とは何か」「強い力と弱い力」の著者である大栗氏の著書。これまで氏が著してきたいずれの著書とも同じ、非常に難解な概念を素晴らしくシンプルに、分かりやすく解説されている。特に最終章は圧巻。5次方程式の不可能性をこれほどわかりやすく解説してる本は出会ったことがない。ガロア理論のエッセンスを知ることができる、最良の一般書。これより深い話を知りたければ専門書を勉強するしかない。科学書好きにオススメの一冊。2016/03/11
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