内容説明
結婚を目前にしたダニーのもとに、悲劇は突然やってきた。雪崩に巻きこまれ、フィアンセが亡くなったのだ。彼女は幸せの絶頂から、悲しみのどん底に突き落とされた。しかしそれ以上に悲しみ、罪の意識にさいなまれていたのは、ともに雪山に登っていたフィアンセの兄、ブラムだった。あまりにも深く激しい苦痛から一瞬だけでも逃れたくて、ダニーとブラムは互いを求め、つかの間の灼熱地獄へと堕ちた。そして二人は、ぎこちない別れの挨拶を交わした――その夜に新たな命が芽生えたことなど、知るよしもなく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
23
久しぶりに再読。多分このお話が初のジョアン・ロスだったんだと思う。この作家さんのヒーローが好きだ。誠実で繊細な気配りが出来る男性だから。2017/09/05
糸車
2
フィアンセが急死するだけでも十分大変な事態なのに、その兄の子供を妊娠してしまうヒロイン。そこへ元夫のドメスティック・バイオレンスとストーカー騒ぎまで関わってくるなんて不幸すぎる。ふたりがお互いを信頼しあい、強い絆で結ばれていくのはよかったんだけれど。元夫が怖すぎる。詰めでサスペンス色が強くなってドキドキしました。もうちょっとロマンスが欲しいかも。2013/06/28
oneoeight
1
切ない系の話が読みたかったのに！泣けそうなあらすじだから期待したけど、哀しさや切なさが全く伝わってこなかった(´△｀)↓ ヒロインはヒーロー弟よりもヒーローの方がお似合いだわ･･･。この表紙の女の人！「甘い鎖にしばられて」でみた！度☆５、また読みたい度０％2009/07/09
