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内容説明
テレビ局は、インターネットが嫌いだ。ネット連動番組を作ったり、インターネット企業と提携したりと友好姿勢を見せてはいるが、これはほんの一面にしか過ぎない。本気になってインターネット事業に取り組むことは未だタブー。 ネットに本腰を入れれば、テレビ業界が50年かけて築き上げ、隠し続けたおいしいビジネスモデルが脅かされてしまうからだ。通信・放送を10年にわたって追い続けた気鋭の記者が、豊富な取材を基にテレビの秘密の姿を描く。テレビはこのまま花形メディアとして生き残れるのか、それともインターネットに飲み込まれるのか――。テレビの今と将来に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mym
2
テレビ局のビジネスモデルがいかに巧く「おいしく」作られているか、それを守り抜くためになりふり構わない努力をしているか、ある意味で感服した。この問題について表面だけ見ていると、この表題のような疑問を抱きテレビに不信感を持ち、この本を読んで考えると、やはりテレビ局のやり方に不信感を抱く。結局、変わってくれということ。2009/10/22
Lily ※amazon不買運動中
1
図書館で借りてぱらぱらっと読んだ。テレビとインターネットのどうしても折り合いが悪いところを分かりやすく説明していて愉快な本。
ぷるぷる
1
所謂電波利権についての本。 日本の放送と通信の融合という時代をIT、通信事業、製造業…という視点で見る記事は多いが放送局側の視点を説明するものが少なかったため勉強になる。 (何せあの人たちはお前らには分かるまいという態度ですから) テレビのネット嫌いな理由と言っているが、むしろこれからのテレビに待ち受ける問題点を洗い出している。民放放送の低俗化は確かに感じるがそれは人それぞれだと思うけど、確かに最近テレビCMが頭に残らない。それでも企業は高い金をテレビに払い続けてるわけでやっぱりヘンだといえばヘンだ。2007/08/30
noritsugu
1
なかなか面白い。けど、薄めなのに 1500円とはちょっと高くない?詳しい人にとってはつまらない内容らしい。私はまったく知らないことが多かったので面白かったけど。2007/03/21
ハンギ
0
2006年出版。テレビのネットへの取り組みを取材している。NHKは受信料で成立している組織だが、近年不払い運動が盛んになり、危機感を持っていたが、これがネット参入への動機になっていた。時代が一回りして、NHKに追い風になっていると感じた。一つ一つのコンテンツを買わせるサービスも時代に先駆けていたと思う。経産省(制作会社側)VS総務省(テレビ事業者側)の確執。また五系列の大テレビ派閥(新聞の協力もある)もさすがのNTT&ソフトバンク通信事業社連合に敗北し、地上デジタル放送もIPTVで見れるようになった。2013/02/18