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内容説明
地球と人類の未来のために低炭素社会を実現するうえで不可欠であり、21世紀最大のイノベーションともいえるエネルギーインフラシステムのスマート革命。それによって創出される関連市場の規模は500兆円にも上り、自動車、家電、情報通信、住宅、流通など、産業界の多くの分野に波及すると考えられている。この新たな大きな流れは、どの方向へ向かうのか。その行方を左右する国の政策や国家間の競争とは。そして、そこで期待される具体的なビジネスチャンスとは。エネルギー関連研究の第一人者であり、国の政策づくりにも深くかかわる東京工業大学の柏木孝夫教授が、将来を見すえたグランドデザインから個々の具体的な事例まで、広くビジネスパーソン向けに、わかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
エネルギー事情は少しずつ切迫してきている.そのため,それを乗り切るための新エネルギーの開発は非常に強く求められている.そして,求められればられるほどお金が集まることになり,大きな市場となっている.2010/08/23
taming_sfc
1
柏木孝夫先生による2010年の著作。長らく日本のエネルギー行政の中枢に研究者として関わってこられた柏木先生ならではの知見・経験が、極めて平易な文章の中に散見され、これはただの啓蒙書というよりもむしろ、宝探しのような感覚すら覚えた。スマート・グリッドを鍵技術とするスマート革命が、今後、日本人の暮らし・社会・産業のあり方を変えていく可能性について叙述し、かつ実用化される可能性のある最先端エネルギー技術にまで話が及ぶ。エネルギー問題のみならず、日本の将来の産業のあり方を考える上で、必読の書である。2011/08/16
あっくん
1
日本で行われている実証実験。未来型のエネルギー供給システム。特に水素をエネルギーとして考え、燃料電池に補給するという今までの電気・ガス・石油以外のエネルギーを取り扱っているのが興味深かった。2011/05/25
じょー
1
スマートグリッドの魅力とその市場規模の高さを述べる。また、現時点で他国より技術面でリードしている日本が一国を挙げてスマートグリッドを展開して行くことが今後の世界における日本の位置を決めることになる。2010/12/22