ちくま新書<br> 食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

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ちくま新書
食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

  • 著者名:岩田健太郎【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2015/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480068170

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内容説明

糖質制限食で誰でもダイエットできる! 断食すれば調子がよくなる! これを食べればがんがなおる! 食事によって健康になれるといった情報は数多く出回っているけれど、それらは本当に「効く」のだろうか? 巷にあふれる眉唾な情報を医学の見地から一刀両断して、「規則正しい」食事が実はあんまり体によくない可能性を検証する。情報があふれる時代に、何をどう食べたらよいのか迷っている人に向けた一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

23
これ一冊で、巷に溢れる「食べ物と健康」に関する本すべてを読んだ以上の価値はあるのでは。実際に多くの患者と対面している医師ならではのバランス感覚に基づいた実際的なアドバイスは、白黒ハッキリした単純なものではないけれど、だからこそ、本当だと思える。自分の感覚を大事にすること、の大切さを教えられた気がします。2015/04/11

ごへいもち

20
そうだねー。これを読んで冷蔵庫に眠っていた味の○を料理にふりかけました(^◇^)。極端は良くない2022/06/09

ATS

12
★★★非常に示唆深く、視野が広がる本であった。西洋医学(現代科学)の脆弱性を認めつつ、そこから導き出される「らしさ」を蔑ろにするのは極端であり、そういうことをしているトンデモを批判している。そして、「らしさ」はどこまでいっても自分自身に完全に当てはめることは不可能であるから、自分の直観(あてずっぽうの直感ではない)、美意識とでも換言できるかな?それを大切にせよと説く。観念でなく感性で食事をせよ。岩田さんは哲学からサブカルチャーまで幅広い知識を持っており、いろいろな知識に触れられるのもよかった。2018/08/22

unamaster

9
本書は本当にクドイくらいに多くのページを使って健康や食事に関するトンデモ本がいかに客観性がないのか懇切丁寧に説明してくれています。しかし、本書の本当に読まなければならないところは最終章でした。ここだけは実際に読んでいただきたいのですが、乱暴にまとめると、まっとうな「物自体」に近づくためにはまっとうな「主観と客観」の融合が必要なのです、というところ。ここは今私自身が悩んでいる「内的感覚(私の造語)」と「身体動作」と「理論」との関係に一石を投じてくれました。武道やコーチングに通じるかと思います。うむ。2015/02/23

もくもく

9
やっぱり岩田先生の著書は良書だと思います。 本書のテーマは「食事療法」でありますが、特に何かを推奨したり否定したりするものでは無く、世間に渦巻く数多くの健康情報のとのつきあい方そのものを検討する…メディア・リテラシーについて多くの紙数を費やしています。そして最終的には、「感性を磨いて、自分にあった食事は自分で決めろ!」って…(^o^)、ある意味で読者(患者)をきちんとした判断力・知性を持った大人として扱っているようで、ワタシは好きだなぁ。 2015/02/11

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