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内容説明
ヨハネ黙示録やマヤ暦に基づく終末予言、テレパシーや空中浮揚といった超能力、UFOに乗った宇宙人の来訪、レムリアやアトランティスをめぐる超古代史、爬虫類人陰謀論―。多様な奇想によって社会を驚かせる、現代のオカルティズム。その背景には、新たな人種の創出を目指す「霊性進化論」という思想体系が潜んでいた。ロシアの霊媒ブラヴァツキー夫人に始まる神智学の潮流から、米英のニューエイジを経て、オウム真理教と「幸福の科学」まで、現代オカルトの諸相を通覧する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
98
オカルトの起源は19c、ブラヴァツキー夫人から2025/10/14
HANA
37
「霊性進化論」をキーワードに神智学、アメリカのポップ・オカルト、日本の新宗教を解説した一冊。どの章を取ってもそれだけで何冊かの本を書けるような分野であるが、こうして並べられると全体の大まかな流れがわかる。神智学とナチス、アーリア人優越主義の関係は『聖別された肉体』に詳しいが、戦後も様々な形で生き残りアメリカや日本に流入していたのだなあ。別の角度からは数億年前から人類を導いていた指導者、爬虫類型宇宙人、金星から飛来した生命体と中二病満載のキーワードもたっぷりなので、違った意味でも楽しめると思います。2013/07/16
rico
25
読んでて眩暈がしてきた。19世紀まで遡り、「霊性進化論」の系譜をたどる。装飾を排除し淡々と記されているからこそ、「人類は次のステージに進化し得る、但し選ばれた人のみ」というような思想の異様さ。何これ、ただの妄想じゃん・・・。でもその妄想を核とする思想や宗教に魅入られ、大きな罪を犯してしまった人たちがいた。例えばナチスやオウム。ことにオウムの幹部たちはほぼ同世代だから、ノストラダムスだのオカルトだのが席巻した時代の空気がその一因だというのはわかる。でも何故?当事者達の言葉を聞く機会は永久に失われてしまった。2018/08/05
テツ
17
至らない愚かな存在である人間としての生を何度も何度も繰り返して、超越者である上位存在に近づこうとする霊性進化論的な考え方について。『魂』だとか『霊』だとか、それどころか『過去』や『未来』だって、説明の難しい「今この場に在る自分」を何とか説明しようとし、ここに在る自分を肯定するために発明された大いなる神聖な嘘っぱちでしかないのに、そんなものをそのまま信じそれに則った価値観&人生観を形成してしまうということがとても愚かしく危なかっかしく思える。オカルト的なお話を理路整然と否定する力と姿勢を取り戻さないとなあ。2022/11/20
harass
16
現代のオカルト思想にある『霊的進化論』の起源と系譜を語る。近代主義に揺らぎかかっていた既成宗教のエッセンスを、ダーウィンの進化論などで再構成したものをいうらしい。神秘学を発端に、誇大妄想てんこ盛りで途中でくらくらしてしまったが、ほぼ同じことばかりいっているのがわかる。ニューエイジ思想なども。アダムスキーがここででてくるのかと。日本のではオウム真理教と幸福の科学などがあげられている。読み物としては勧めないが、きっちりまとめてあってなかなか資料としてよいかと。2014/12/31




