内容説明
付かず離れず愛想よく、人様の悪いニュースは聞いてきかんふり。人目につかぬところで働く「陰の舞」を大切に、「身の丈以下の暮らし」がよろし。時には「どイケズ」で上手にガス抜き!? 京都流ユーモアたっぷり、たくましく生きる知恵満載。千年の都に暮らすおばあちゃんが、粋で雅な人づきあいの作法を明快に指南いたします!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
19
気持ちと金品のやりとりはきっちりする。互いの領分を守る。自分の位取り(立場)を守る。上手にガス抜きする。人は人、吾は吾でゆく。なるほどなあ、とは思うものの。あなおそろし、デス。(笑)2015/07/20
サルビア
12
東京から京都に引っ越してきて5年になります。小規模多機能型グループホームで働いたり、児童館や保育園で働いたりしました。そこで出会った方々とは今も連絡を取り合ってあっています。本当に良くしていただきましたが、京都に来てイケズに出会いました。東京では考えられません。へんねしも考えられません。人前でイケズを言って相手を不愉快にさせるのはどうかと思います。余計な一言のように感じます。2022/01/06
スー
2
文なのに京都弁なので、勝手に頭が柔らかな雰囲気で読んでて面白かった。京都に憧れがあるけど、そのまま表面の言葉で受け取ってしまう単純な私はイケズに気づけなそう。自分の考え方とは異なる事が多かった。鳴かず飛ばずの家訓や出る釘打たれるなんてどうなの?あと、持ってきたものが美味しければ、美味しいからオススメ!って言ってもいいんじゃないかなぁ?なんて思ったりしたけど、思いやりはこういう形もあるんだと学べた。2017/01/13
めぐねい
1
面白かった。京都出身ではあるけど、京都市内ではないし、西陣と言う地区で言われると勝てるところはない(笑)ポッと出の人やしな、私(笑)上品な言葉遣いで、無理矢理京都弁使ってる感じがしないのが良かったな。流石に山一つ超えると、知らん京都弁もいっぱいある。「そやな」と同意するとこと「やっぱ、京都の田舎ではそれはないなあ」と思うとこがあって。京都に憧れて住みたいと考えてる人は読んだらええかも。住みたくなくなるんちゃうかな(笑)2020/07/02
mico
1
京都に住むことになったら読むべきお付き合い本!こちらとは違う風習もあったりして驚きましたが、相手を立てつつ自分の主張もしっかり、というところ、真似したいです。椰子の実ではなく中身のたっぷりつまった桃になれるよう!余談ですがほっこりの意味にも驚きました!2015/01/25