新潮新書<br> なぜ時代劇は滅びるのか

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新潮新書
なぜ時代劇は滅びるのか

  • 著者名:春日太一
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2015/03発売)
  • ブラックフライデーの週末!Kinoppy 電子書籍 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105869

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内容説明

『水戸黄門』も終了し、もはや瀕死の時代劇。衰退の原因は「つまらなくなったから」に他ならない。「自然体」しか演じられない役者、「いい脇役・悪役」の不在、マンネリを打破できない監督、説明ばかりの脚本、朝ドラ化する大河……いずれもが、その“戦犯”である。はたして時代劇は、「国民的エンターテインメント」として復活できるのか。長年の撮影所取材の集大成として、ありったけの想いを込めて綴る時代劇への鎮魂歌。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

170
時代劇に飢えている者としては示唆に富む内容。帯に毒舌!とあるしプロデューサーの実名を出して叩いているが、功罪の功の部分も語るバランスがあり嫌味ではない。著者の趣味趣向が出すぎて素直に頷けない部分があるし、最後の方の大河ドラマ批判は私が大河をほとんど見ないのでピンとこない。しかし全体の趣旨である時代劇は「ロマンを求めるファンタジー」であるという主張は大いに頷けるもの。作り手がその場その時受けるものを詰め込んでパターン化やファンがマニアックになって衰退するなど時代劇に限った話ではなくジャンル論としても面白い。2014/11/25

kinkin

76
時々、時代劇を観る。時代劇チャンネルや民放のBSなどで古い時代劇を。 滅びる背景については、この本に書かれているが、私は何よりもほとんどの時代劇が勧善懲悪をテーマにしているにもかかわらず、憎々しいどっしりとした悪役がほとんど亡くなられたこと、その子分や、常連の斬られ役といった方も高齢化などでいなくなったことが原因のひとつでもあると思う。ゴールデンタイムはほぼ毎日、バラエティー番組に占拠されてしまった。連日 有○、坂○といった芸人もどきしか出せない日本のテレビ界は残念だ。2014/09/28

ホークス

69
檄文である。時代劇が「死にきれずにもがき苦しむ」に至った原因を、社会、マスコミ、現場の視点で追及した。取材が深いので上滑りにならず、時代劇へのストレートな愛が感じられる。帯には「毒舌」とあるが、本書は時代劇凋落の犯人に対する「糾弾」であり、個人名で批判している。著者は死にゆく時代劇の葬い合戦を仕掛けているのだ。しかし、昔の人が必ずしも理想主義だった訳ではなく、環境に適応した面もある。新しいものや変化を享受するなら、古いものの衰退は避けられない。著者の見識が時代劇再生に役立つことを願う。2016/11/03

akihiko810/アカウント移行中

66
時代劇衰退の原因を、時代劇研究家の著者が語る。印象度B+  時代劇衰退のはしりは1960年代に映像の主役がテレビになった時から始まっていたらしい。そうなら、むしろよくぞここまで「生き延びていた」と言えなくもないのかもしれない。衰退の原因は、スタッフの裏方がいないこと、脚本家がいないこと、監督がいないこと、いい役者がいないこと…って全部じゃん!(苦笑) 近年の大河ドラマに関しても苦言を呈す。近年の大河では「新選組!」「竜馬伝」「西郷どん」が個人的に面白かったが、それでも視聴率は低かった、とのこと 2021/10/16

えむ女

62
ボーッと見てた時代劇。あって当たり前の時代劇がだんだん少なくなり消えていく状況を詳しく書いてある。水戸黄門とナショナルの事情なんて知らなかった。時代小説を映像化されたものは筋を追うのに精一杯でどれも嘘くさくつまらないものに思えてくる。やっぱり滅びるかもしれない。2015/05/17

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