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内容説明
マイクロソフトCEO、ハーバードビジネススクール学長、ドイツ銀行共同CEOなど、世界的組織のトップにインド出身者が座るのはいまや珍しいことではない。世界屈指の「グローバル人材大国」は、どうして誕生したのか。「インド流」は何が優れているのか。同国最高のエリート大学IITを卒業し、日本での起業を選んだ天才コンサルタントが、いま最も注目されるこの国の「すごさ」を徹底解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
85
昨日著者のスィンハさんの話を聞く機会があり合わせて読んでみました。現在のインドの勢いがストレートに表出されたような本です。国民の気質としてはだいぶ隔たりがあるようだし、言葉の壁もあるけれども、いろいろと関係を結んでいきたい魅力的な国だなと感じられました。2015/04/18
壱萬参仟縁
38
インドの実態は、3人に1人が電気のない生活。だからといって日本から原発輸入すると後悔するはめになる。1日2百円以下の人は7割にも及ぶ(4頁)。12億を超える人の多くが貧しいという認識を。ニューエコノミーでカースト意識が希薄化、英語が標準語になるなど、新しいインドへの脱皮も見られる(42頁図式)。インドの東大法学部はIITという理系大学の存在がある(65頁~)。MITにちなんで命名、学費は安いのが魅力。インドといえば最近アルトをフルモデルチェンジしたスズキ成功の国(108頁~)。 2015/01/03
ヨータン
19
今度仕事でインドに行くので読んでみました。日本とは何もかも違いすぎ。確かに東南アジアの国の方が温和で、自己主張も強くなく、英語も下手で日本人にとってビジネスはやりやすいんだろうな。インド人のように交渉がタフで英語でガンガン攻めてこられたら、たじたじになりそう。ただ、インドは幅の広い国で、新しいことにもどんどんチャレンジしていく風土があるので、いろいろチャンスはありそうと思いました。2015/10/06
calaf
19
個人主義で、何ごとにも格差の大きい国、インド。日本では昔はカレーであったものが今はITや金融業で有名になってきているものの、まだまだ理解しあえていない部分も多い。そのあたりを解説した本。インド人とつき合うには、スピードが命!という感じ? (^_^;;;2014/12/27
Emkay
17
長年日本に住むインド人エリートのインド論/日本論。大変臨場感あり、分かりやすい。州ごとの独立性が高く、北部と南部ではローカルな言葉も違うこと。貧富の差。貧困と汚職の横行。エリートでも英語を話すことで一気にグローバル人材となれること。個人主義的な考え方。2000年前後に一気にIT系に人材が活きたこと。成功者はアメリカ渡り、日本への親近感が落ちていること。ビジネス上の波長が中国人と合い、現在中国ブームが起きていること。金融機関における女性の台頭。自分が日頃接するインド人がいかに一握りの人たちなのか実感できる。2018/11/27