内容説明
嵐山・三木、両氏の手による随筆の名品。鎌倉時代に書かれた随筆文学の名品2作。嵐山光三郎・三木卓の名手ふたりが、それぞれの持ち味をいかして料理した現代語訳。この一冊でその魅力を堪能。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
9
★困った時、転機の時、疲れた時に徒然草。簡単に読めてなるほどと思う。この訳はイイ。今度読んで気になったのは、あれもこれもできるけど、コレと決めたらコレを頑張って行こうということ。★方丈記。初めてまともに読む。むむむむ、結局、徒然草と同じようなこと言ってる。2016/01/08
kenkou51
2
徒然草の口語訳本は数多くあれどこの本ほど分かり易くて、面白い本はないと思います。予備校講師が書いた受験用参考書にも分かりやすい口語訳本はいくつかありますがそれらを上回る出来です。2013/01/29
いちの
0
本文から解説まで非常に読みやすく、内容の把握にはもってこいです。ただ、安元の大火の死者が数千人、という訳を疑問に感じました。新潮日本古典集成『方丈記 発心集』が底本なようなのでチェックしてみないと…。2013/05/04