内容説明
曹操69点、劉備57点、孔明は……?
桃園の誓いから諸葛孔明の死まで――「三国志」を愛する薀蓄過剰な二人が名場面の舞台、登場人物、名句・名言を語り尽くした放談録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
86
安野光雄が『繪本三國志』を描いたのをきっかけに、半藤一利と行った対談をまとめたもの。この昭和の始めに生まれた二人が、三國志を初めて読んだのが吉川英治の三國志であるとは!その後、お二人は中国の三國志や史書を読まれ、勉強し、中国を何度も訪れ、三國志に出てくる場所を尋ねているから、話は詳しいものの、やはり最初に読んだものが強く影響しているようだ。趙雲なら日本の戦国時代の官兵衛、諸葛孔明なら半兵衛か!とだらだら語るだけの話も、それなりに読んでいて楽しかった。2015/03/08
金吾
27
二人の対談は楽しそうであり読んでよかったです。舞台になった土地を訪問した話や劉備と任侠の話は面白かったです。2025/04/07
ヨーイチ
23
著者と題名と厚さで内容の予測はつく。事実その通り。両人とも何度も現地を見ているのが強み。半藤一利と安野光雅が二人でゲームの様な能力判定(強さとか智謀とか政治とかを数値化した物で)をやっているのが可笑しい。正史と演義を区別して話してくれるのは勉強になる。「三国志」由来の成句を論じた章が中々面白く役に立つ。「饅頭」が孔明由来らしいです。小生は初めて知ったのだが、レッドクリフ・赤壁にはチャンと「赤壁」と赤ペンキで書いてあったそうだ、名所に対して感覚が違うというか、スケールがデカイ。おバカッぽさも含めて。2015/05/25
maito/まいと
10
現地を何度も訪れ、知識も豊富なお二人だからこそ、語れる三國志のあれこれ。随所で脱線し(笑)、各分野のナンバー1を決めたり、終いには詩(短歌や俳句)で競い合う(爆)三國志好きが集まった、語り尽くす会、という名の飲み会は、きっとこんな感じなんだろうなあ(苦笑)他作品や他ジャンルでは素晴らしい見識と政断で堂々とお話しをされる半藤さんも、この本ではチャーミングなおじさまに(爆)なかなか見られないであろうトークを存分に楽しんでいただきたい一冊。三國志ファンが描く(であろう)同志の集いが、そこにはあったよ。2015/10/22
Tomoichi
9
画家の安野光雅と半藤一利による題名通りの「三国志談義」。「正史」と「演義」の両方をベースにしているので比較しながらの人物評価は面白い。しかし最後の「俳句と川柳でみる名場面集」下らないので必要なかったかな。安野光雅の絵が巻頭にありますが「絵」は素晴らしいです。2017/03/02
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