河出ブックス<br> 教養としての日本宗教事件史

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

河出ブックス
教養としての日本宗教事件史

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 河出書房新社(2015/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309624020

ファイル: /

内容説明

現代人にとって、宗教についての知識・教養は不可欠なものになりつつある。そしてその本質に迫るには、宗教のもつスキャンダラスな側面を無視することはできない。仏教伝来、大仏開眼、空海VS最澄、末法思想の広がり、信長の蛮行、お蔭参り、大本事件、天皇の人間宣言、踊る宗教、宗教の「お一人様化」…さまざまな意味で対立を引き起こしたもの、一般の宗教史ではあまり触れられないものを中心に、24の事件を現代と通じるかたちで取り上げながら、日本人と宗教の歴史をダイナミックに描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

funuu

20
宗教は危険なものである。と言う感覚を織田 信長、豊臣 秀吉が作り。徳川が寺を戸籍管理と葬式仏教化を定着させた。キリスト教、イスラム教の世界は理解不能になった。2016/12/31

大阪魂

14
島田さん。日本の宗教の歴史をさくっと勉強させてもろた!仏教伝来から、おなじみ空海vs最澄、信長秀吉家康の宗教革命、成田山新勝寺の出開帳ビジネス、明治以降の宗教と宗教の「お一人様化」。ほんまさくさく読めた!なかなか明治以降の宗教史とか読む機会ないもんねーでもなんやかやゆうてもみんななんかに頼りたいんやろなあ…もうすぐあけおめの季節。2017/11/23

浅香山三郎

11
事件史といふと近代以降を扱つたものと想像しがちだが、仏教伝来以降現代迄、24の事件を扱ふ。「宗教は本来スキャンダラスなもの」といふ立場から、既存社会と軋轢を生んだ事物を中心に論じる。日蓮の真の敵は空海(の密教思想体系)であつたといふ見立て、廃仏毀釈の苛烈な実態、近代のキリスト教徒による聖霊降臨運動の広がり、新宗教(天理教・大本教・創価学会)の動静など、時代相とそれに対応する宗教側の運動方向の整理は示唆的。終章「お一人様宗教の時代」では真如苑など個人を重視するタイプの宗教の盛行に注目してゐる。2022/09/23

CCC

11
日本における宗教受容の歴史。薄く浅く取っ付き易く。確かに教養レベルで、タイトルは的確と言える。2014/02/21

telephone

5
宗教をテーマにした歴史のエッセイ集のように感じた。自分自身は特定の強い信仰は今のところないが、必ず死んでしまう人間にとって、宗教は大なり小なり必要なものだと思うし、宗教に関することをもっと知りたいと感じた。2013/11/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/489986
  • ご注意事項

最近チェックした商品