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内容説明
私たちは本を読むとき、さまざまなことを期待している。その期待は満たされたり、裏切られたり、覆されたりする。そのとき、私たちはどういう読者なのか、どういう感性を持っているのか、そして、どこにいるのか―近代読者の誕生から百年。作品論・作家論、テクスト論、構造主義、ニュー・アカデミズム、カルチュラル・スタディーズ…文学研究と現代思想のトレンドの変遷を跡づけ、「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営為の奥深き世界へと読者をいざなう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
19
わかったようなわからないような2021/06/10
三柴ゆよし
11
「内面を書かなくても読者は内面を読み、内面の共同体を形成する。それが現代社会に生きる読者を拘束しているパラダイムではないだろうか」。読者論には疎いのでちぐはぐな読みをしている可能性も大いにあるが、「読者はどこにいるのか」という問いは、言い換えれば「私たちはなにをどのように読んでいる(あるいは読んできた)のか」という非常に重要な問題提起であるように思う。小説を「読む」という営為そのものが「異化」されていくような刺激的な論考だった。2011/07/31
リカステ
7
入門編として。それでもやはりまだまだ理解できないところもあるわけで、先は長いなと。この中に引用されている文献はきっと基本的なものばかりだろうに、全然読んでない……。教養って大事だなと思う。素直に、もっと勉強したいと思わせられた。文学理論って難しいけど面白い。2017/01/29
かしこ
5
作者のちょっとしたミスのような登場人物の視点の変さ、ありますね。「これは誰視点?」「唐突に視点が変わったんだけど?」みたいなの。 私はあまり精読しない方なので見つけられない方ですが。 そうした文書の違和感を作者の間違えとはせず、あえてやったということにして解釈に組み込む。そういう読み方をする人もいますね…私は「は?間違えたんじゃないの?」と思っちゃう派ですが。2023/09/24
雫
5
芥川龍之介、夏目漱石……ばかりか「きらきらひかる」や「容疑者Xの献身」についての言及がありおもしろい。流行憂鬱の解説で、檸檬がくるりと向きをかえた気分2014/03/21
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