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内容説明
これからの日本経済の成長の鍵は“インド”にあり! 2025年には中国を超えて世界一の人口になると予想される「巨大市場インド」。インド経済研究所長でもある“ミスター円”が、今夏にも発効する日印経済連携協定(EPA)で市場はどう変わるか、を解説する。政治・経済・文化など幅広い視点からインド経済の可能性を説き、日本はどうインドと関わっていくべきかを論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみすむ
8
あと7年で中国の人口を抜くらしいインドの本。著者はインド経済研究所の理事長を務める元大蔵官僚のエコノミスト。文章は一般向けで、新聞の記事でも読むくらいの姿勢で十分。かつて天竺と呼ばれた仏教国も今はヒンドゥー教の国と思いきや、前首相はシク教徒でタタ財閥会長はゾロアスター教徒。イスラム教徒人口は世界第3位。イギリス統治下で英語が根付いたのは事実だが、ヒンディー語の他に州公用語だけでも20近く存在する多言語社会。民族も宗教も言語も多様なこのインドの複雑さを、本書は歴史・経済・政治・文化等の面から解きほぐす。2017/09/09
みぽ
3
2016#61 インドという国を知る第一歩として、客観的によくまとまっている本だと思う。掘れば掘るほどディープなこの国は、全体像を把握することが困難な印象だった。宗教的な部分が複雑で、学生時代から思考停止状態の私。しかし、この多様性を受け入れる国は、混沌としているようで、実は理にかなっていることがわかってきた。絶対的な民主主義だけれど、格差がとても大きいという不思議。同質性の高い日本に対して、多様性を受け入れるインド。相反するようで、意外な歴史的な結び付きもあって、知れば知るほどおもしろい。2016/10/08
Stevie G
3
実際にインドに駐在したり居住した訳ではなく、一企業の非常勤取締役に呼ばれて何度か出張したり、インド研究所に関わっただけで、本を一冊書いてしまえるのはすごい。2013/10/31
猫草
3
我が前世の故郷インドの本!インドも日本も無常感という共通性があるが・・・日本のはウエットな無常感でインドのはドライな無常感とある!ものすごく納得できる!多種多様な宗教やインド哲学を生み出したりしているわりには 実際に会ったインド人はとても世俗的だったもん・・・インドの雑踏の中で無常感に浸りたいアタシを決してほっとかないインド人たちが懐かしい! インドがどんどん様変わりしていくのは寂しいけど どんなに経済発展・近代化を遂げても伝統を捨てない2面性のバランスが魅力2012/02/19
NOZA
2
多種多様な文化、宗教、言語の存在する国で非常に面白い。会社でインドの人達と一緒に仕事してるけどみんな真面目で頭の回転が速い。ただ、ベジタリアン多いんだよなー。ランチの場所に悩む。本を読んでますますインドに行きたくなった。2012/03/22




