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内容説明
自前主義を貫くのか、それとも外部の叡智を活かすのか。日本企業はいま、生き残りを賭けた岐路に立たされている。その救世主として注目を浴びるのが「オープン・イノベーション」だ。東レ、デンソー、帝人、味の素、大阪ガスから、フィリップス、P&G、GEまで、国内外の成長企業が実行する新戦略のすべてが明かされる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
86
モノ作りで見えた問題を、外部の力を借り、より早く、確実に解決して、変化の速い時代に対応していこうという手法が「オープン・イノベーション」◆これには2つの意味がある。➀コンソシーム型:複数組織が異分野の知識を持ち寄り新しい技術を創造。②戦略的提携型:必要な資産や技術を持つ企業をみつけて協業。a.技術探索型:自社が必要な技術を探索、b.技術提供型:自社技術を有効利用◆ いやはや、まさに『下町ロケット』の世界である。帝国重工と佃製作所のような関係。自社技術には限界がある。とうぜんこれからも普及していくのだろう。2019/07/08
すいへい
5
事例が多い。製造業が中心。他の業種でのオープンイノベーションも知りたい。速読2020/09/19
はち
4
@80 入門書として分かりやすい。事例紹介はもう少し具体化されてるといいな。2018/05/29
人工知能
3
オープン・イノベーションには、他社の技術をインソーシングして開発期間を短縮すること、異分野の技術を取り入れることで画期的な商品を開発することに狙いがあり、実際にP&G、フィリップス、東レ、味の素、大阪ガス、デンソーなどの事例が載っている。オープン・イノベーションを成功させるにはトップの後押しやリーダーシップと、研究者のモチベーションが欠かせないようだ。開発期間を短縮できれば売り上げを早く計上でき次の投資にまわせたり、また競合との差別化にもなるので、そのメリットは、かなり大きい。2017/11/16
Yohei
3
★★★★☆オープンイノベーションのハブ・ビジネスをしているナインシグマ取締役が社外連携のモデルを紹介。自社事業の優位示唆や大手顧客の事例賞賛などを差し引いても勉強になる書。自社・他社の技術ポジション、売込みor提案型でアプローチがよくまとまっている。2016/04/13