岩波ジュニア新書<br> ご近所のムシがおもしろい!

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岩波ジュニア新書
ご近所のムシがおもしろい!

  • 著者名:谷本雄治
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2015/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005007073

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内容説明

家の庭で,通学の途中にある田畑や川,雑木林で,身近にすむ昆虫や小動物をよ~く見てみよう.祈る虫カマキリ,土の管理人ミミズ……,かれらのユニークな習性にあっと驚き,環境や生態系での役割を知れば感心してしまう.昆虫から「虫へん」のつく小動物まで,「プチ生物研究家」谷本氏の観察・飼育おもしろ体験談や,古今東西のエピソードがつまった絶好のムシガイド.虫が苦手な人にもオススメ.(カラー16頁)

目次

目  次
   まえがき

 第1章 田んぼはにぎやか集会場
  1-1 青い目の赤い王様──ザリガニ
  1-2 和製エスカルゴでひともうけ?──タニシ
  1-3 ミステリアスな草取り虫──カブトエビ
   コラム 土の中からお宝探せ
  1-4 泣かせてなるか音楽隊──カエル
  1-5 歴史を背負うガードマン──トンボ

 第2章 個性派ぞろいの池や川
  2-1 赤半纏は危険のサイン──イモリ
   コラム 赤布ちらちらカエル釣り
  2-2 元アイドルの怪変化──カメ
  2-3 ゆりかごはクロワッサン──サンショウウオ
  2-4 水上走るあしなが馬──アメンボ
  2-5 オールにぎるはカッパ虫──ゲンゴロウ

 第3章 畑はそのまま研究所
  3-1 地球支える無欲のひも──ミミズ
  3-2 あなどれぬぬらぬらむし──カタツムリ
  3-3 祈りささげる魔性の鎌──カマキリ
   コラム ミミズパワーを確かめよう
  3-4 風評に泣かされて──カメムシ
  3-5 コスチュームは失敗作?──コオロギ

 第4章 果樹園でひそかに甘い汁
  4-1 身をこがす情熱家──セミ
  4-2 過ぎたるは敬遠のもと──ヘビ
   コラム セミの古着をウォッチング
  4-3 常世の神の意地──アゲハチョウ
  4-4 ネットワークはお手のもの──クモ
  4-5 アリと結ぶ蜜の密約──アブラムシ

 第5章 雑木林は入園無料の昆虫園
  5-1 ヨロイの下の純情──カブトムシ・クワガタムシ
  5-2 あまりにも個性的な──蛾
  5-3 太古からのメッセンジャー──ゴキブリ
   コラム 図形ハンターになろう
  5-4 いのちの壺のデザイナー──ナナフシ
  5-5 ごみの中から快進撃──ゴミムシ

 第6章 家のまわりに友だちいっぱい
  6-1 ちいさなアルマジロ──ダンゴムシ
  6-2 壁に張りつくトラ──ヤモリ
   コラム 蝶のなる木をつくろう
  6-3 羊皮かぶるオオカミ虫──テントウムシ
  6-4 乗り換え上手──ツマグロヒョウモン
  6-5 マン・ウォッチングするネオ恐竜──カナヘビ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポメ子

8
岩波ジュニアなので、とても分かりやすく、興味をそそられる。 8月の初めに多摩動物公園の昆虫館で、この本に載っていたナナフシやカナヘビ、ゲンゴロウなどを観たが、先にこの本を読んでいれば、実物を見た時にもっとじっくり見ていたのにと残念だった。本によれば、今、犬の散歩の時によく見かけるトカゲが将来、かなり数が減るらしい。また沖縄でのヤモリ対策、鹿児島でのクモ相撲、テントウムシ、ミミズ、ダンゴムシ、ゴミムシのありがたい働き、わらじ虫の悲しい呼び名、Gの神秘など楽しい話が多かった。2020/08/16

アリョーシャ

4
田んぼ、池や川、畑、果樹園、雑木林、家など、ご近所の場所ごとによく見られるムシ(昆虫以外に、甲殻類などの節足動物、ハ虫類、両生類などを含む)を紹介していく。内容は、名前の由来や生態に限らず、人との関わりや生息数の変化、ムシにまつわる著者のエピソードなど多岐にわたり、つまらぬムシにも親しみを覚えずにいられない。著者が語る話には、「探してみると見つかった」という表現がくり返し登場する。知識を身につけて、親しみをもって探せば出会える。本書のねらいを端的に表した言葉だろう。2016/06/21

Tomoko Miyoshi

2
図書館より。 ムシの専門家ではない、ご近所のムシ愛好家、「プチ生物愛好家」の著者が書いている本なので、学術的にどうかとかいうことは別の話。 近所の普通の虫好きのおじさんが、オヤジギャク的なところ含めて、一般的な感覚で書かれているという感じ。 全編通じて、生き物に対する温かさが感じられて、身近な生き物に興味がある人にオススメ。2016/07/18

chisa

2
タイトルは「虫」だが、ヘビやクモやダンゴムシなどの「虫」ではないものも取り上げられている。ジュニア新書なので書き口は軽いが、内容は大人が読んでも面白い雑学に溢れている。小さい頃に虫や小さい生き物が好きだった大人には軽く読めるし良い内容だと思う。2013/04/16

skia

1
ムシという表記で、昆虫だけでなく、ヘビやミミズも取り上げている。ちょっと変なノリもあってついていけないところもあったが、全体として読みやすくてよかった。本当にご近所のムシばかりで、よく見るやつらや、昔飼ってたのや、飼いたかったなあと思ったことのあるものたちなので、懐かしい感じがした。2012/03/11

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