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内容説明
無知であることを自覚して営む日々の暮らしこそ、知的生活である。年をとって忘れっぽくなるのを嘆くことはない。むしろ日々これ新しく前進する、と考えよう。老年恐れるに足らず、との心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる――そう考えるのが外山流の知的生活。さまざまな日常の局面におけるちょっとした工夫を習慣化することで、老若男女を問わず誰でも日々向上することができる。九十歳を越えた今も知的創造を続ける知の巨人による、『思考の整理学』実践編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
90
タイトルが気になって手に取りました。お名前を聞いたことがあるなぁと思ったら昔読んだ「思考の整理学」を書かれた方でした。本書は「思考の整理学」日常生活実践編ということで興味深く読みました。「忘れて頭を整理する」と言うのは目からウロコでした。全体的に楽しく読みましたが、俳句に纏わる記述で女性差別とも取れるようなことが書かれていたのが引っかかりました。健康についての持論は医学的根拠が薄い部分もあるので、軽く流した方がいいかも。どちらかと言うと本書は高齢者向けなのかなという印象。「思考の〜」の方が若者には響くかも2017/11/08
あすなろ
81
生活を自ら編集することが大事、と述べる外山氏の本。その編集方法の基準は、知的生活習慣だとした多くの編を納めている。日記然り、脚によって産まれる知恵ありとする散歩然り、風邪の効用迄説く。何気ない編ばかりだが、ナルホドなぁと桜咲く公園の芝生広場に寝っ転がり思ったのであった。2018/03/26
ehirano1
69
心の生活習慣=知的生活習慣=自分の知らない自分が在ることを知ることが知の始まりで、そういった日々の生活を習慣化すること、という解釈で良いのかな?2016/01/20
tamami
56
先年亡くなられた外山滋比古先生が、2015年にちくま新書として出版された。内容もさることながら、齢92歳にして新書をものされる知力、精神力に賛嘆の思いを抱く。一遍一遍が上質なエッセイ仕立てで、その中に「日記を付ける」、「計画を立てる」、「メモをつける」、「仲間をつくる」、等々の具体的方法が説かれていて、優しく頭の中に入ってくる。中でも、大学の助教授時代に、二人の鈴木さんと始められた「三人会」の話と、生涯にわたって続けられた「すぎたひろこ」さんとの文通の話が心に残った。要は出会いを求める心ではないかと思う。2022/01/04
ehirano1
56
「思考の整理学」では”寝かせる”が自分的にキーワードでしたが、本著書では”忘却”が自分的にキーワード。しかも忘却の方法の1つが日記をつけること。興味深いです。2016/01/18
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