角川文庫<br> 捜査線上のアリア

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角川文庫
捜査線上のアリア

  • 著者名:森村誠一【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041753330

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内容説明

銀行員の津村豊和は雑誌の懸賞小説に応募、幸運にも新人賞に入選した。入選後は会社も辞め、取材の依頼や講演が殺到し「時の人」となった。だが、それも一時期だけで、原稿依頼もとだえ、妻の則子は温泉街の芸者になり生活を支えることに。ある日、津村は泊まっていたホテルで殺人事件に巻き込まれ、“容疑者”として取調べられた。皮肉な事にこれをきっかけに津村の小説は急に売れ出した。一方、捜査線上には、意外にも流行作家のMが浮かんだが、Mには鉄壁のアリバイが―――。文壇の内幕を抉る、社会派ミステリー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

22
1996年2月27日読了。あらすじは忘却の彼方。(2020年4月19日入力)1996/02/27

bornblue

0
いろんな人間が、いろんな悪さをしている。 劇中劇じゃないけど、作中作家的でおもしろい。 小説家としての思いを、登場人物に言わせているが、森村誠一本人の思いであることが読者にもわかるように書いている。 トリックは、面倒でよくわからなかった。 最後は、なんて結果だ!:)2015/05/13

blue-brass

0
1998年以来の積読本。四半世紀ぶりの読了に我ながら驚く。が、その上をいくのが感想。本編の後日談(すなわちエピローグ)と「あとがき」だ。これにはマイッタ。フィクションと思って読んでいたら、実話らしい。著者は「持込原稿」に責任をもつことにしてそれが負担に思った、だと。「付記」にはその作者は実在すると書いているし、読者はエピローグまで創作と読むのも自由だって。はぁ? 頭の上を?が飛び回っている状態で「あとがき」に目を走らせるとなんとまぁ、「読者が首を傾げ」たら作者の意図は的を射ているとある。それも半分だって?2024/02/15

お気楽になりたいお気楽さん

0
「いろいろな仕掛けがあって、それなりに楽しめますが...」 昭和56年頃に発表された作品です。いろいろな仕掛けがあって、それなりに楽しめますが、どちらかというと、総花的なような気もします。もっと掘り下げて、「あっ」とか「なるほど」とか言わせてほしいように思いました。何箇所かで文学論、文壇論のようなものも出て来ますが、推理小説の読者の中にそのようなものを期待している人がどれだけいるか疑問に思いました。 ☆☆2016/03/06

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