角川oneテーマ21<br> 動物の言い分 人間の言い分

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角川oneテーマ21
動物の言い分 人間の言い分

  • 著者名:日高敏隆【著者】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047040328

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内容説明

人間と同じように動物たちにも理由がある。ヘビの長いからだ、ハリネズミの固いトゲ……。人間から見ると妙だが、動物の視点から考えてみると、理にかなった理由がある。さあ、動物たちの生き方を覗いてみよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

57
面白い。動物の目の位置から、その生態を測る。以下メモ。人間が望む性質を持つため膨大な犬の品種を作り出す。鱗が進化し保温、飛行を可能にした羽毛。さらに外側が硬くなったアルマジロ。上下が倒立して見える眼鏡をかけて一週間経つと、正常の見え方に脳が修正する。目の位置が横の魚も眼球を動かすことで立体視できる、マグロはかなり出目。擬態するコノハムシは、隠れようと思っているわけではなく、進化の結果その色、生態になった。人間の「後ろ姿が好き」は詩的な表現、とばかりでもなく、動物にはない性的信号が大きな役割を果たしている。2024/01/21

さきん

18
小学生時代に通読。魚のうろこは真皮由来、爬虫類のうろこは角質由来。頭から生えるタコの足。脳みそのど真ん中を食堂が通って脳をうまく発展できなくなった虫たち。口がおしりかおしりが口かなどなど動物の小話が人間と比較して楽しく綴られている。鱒と鮭、確かに区別できんよなって昔話題になったの思い出した。カレイ、ヒラメも同様。2025/05/04

Sakie

10
日高先生が動植物の不思議を熱く語る読み物。短いので軽いようだが、ところどころ鼻腔を膨らませていると想像されるような箇所もあり、こちらもそれでそれで?と傾聴するのが楽しい。ガマにヘビがどう見えるかなど、心底驚きで、日高先生のしたり顔が見えるようだ。2016/04/15

5
Kindle Unlimited 家事の隙間に2023/04/23

K K

5
相変わらず面白い日高さん! 進化の過程で足を捨てた異端児、ヘビ。手を使えないから獲物飲み込むヘビ、なんとも耽美。 メスだけが血を吸う蚊、人間と同じくメスはけ怖い(笑) 網を張るために肥大化した脳の中心を通る食堂が細くなり液体しか摂らなくなった蜘蛛は実は吸血鬼。 いわゆる避妊用ゴムの下地を作ったパンツァーニ。 何より面白いのは人魚幻想。人と結婚しないと人になれない。人間男性の処女幻想の具現化?人間の女は嘘をつく。僕と出会う前に下半身が魚なら信用できる。甘い人間は動物の世界ではたちまち食われるでしょう(笑)2017/05/28

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