イースト新書<br> イスラム潮流と日本

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イースト新書
イスラム潮流と日本

  • 著者名:宮田律【著】
  • 価格 ¥997(本体¥907)
  • イースト・プレス(2015/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781650449

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内容説明

「イスラム国」に世界中の若者たちが向かうのはなぜか? 中東イスラム問題の専門家、国際政治学者として「報道ステーション」出演でも知られる著者が、長年にわたる中東イスラム研究から描く、アメリカのイスラム政策の挫折、ガザ問題に見られるイスラエル国家の本質、混迷する中東イスラム世界と日本の関わり、国際政治の舞台裏を歴史的考察をふまえて描く!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

niisun

9
多年に亘ってイスラム地域の研究に従事し、「現代イスラム研究センター」まで創設している著者らしく、ムスリムの方々に寄り添い、ダブルスタンダードな欧米を不正義とする立場から書かれています。その姿勢について、良い悪いということはまったくないのですが、ちょっと情緒的な文章になっているような気もします。また、帯に「緊急出版!」とあるように、多種多様な文献やご自身の著書『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』の引用が多く、日本とのかかわりに関しては、力技でまとめられている感も否めませんね。2015/02/18

skunk_c

2
ベテランのイスラーム研究者が、イスラム国を初めとした中東の混乱の中で緊急出版した書。そのためとっちらかった印象(実際校正も十分でない箇所が散見される)があるけど、ガザの子どもに寄せる思い、イスラーム社会と日本の現在に至る信頼関係の維持に対する憂いなど、長年研究を続けてきた著者の人間性が良く表れている。現在進行中の人質問題を考えるにも有益なヒントが多い。2015/01/22

tykhobluemoon

1
多くのメディアで報道される内容は欧米側からの情報にあふれているので、ムスリムに沿った視点で書かれたものを読んでバランスを取ろうと思い手に取りました。 宮田氏の本は豊富な資料の裏付けがあって中立的な視点、というイメージがあるのですが、この本は少々とっちらかっていて情緒的に書かれているような印象でした。2015/05/03

shushu

0
真ん中辺りで紹介されているルーミーの詩(何をするにも導きが必要となる 希望という名の導きが)やキアロスタミの「桜桃の味」のセリフ(「あんたの目が見ている世界は本当の世界と違う。見方を変えれば世界が変わる。幸せな目で見れば、幸せな世界が見えるよ。・・・人生は汽車のようなもの、前へ前へ、ただ走っていく。そして最後に終着駅に着く。そこが市の国だ。死は一つの解決法だが、旅の途中で実行したらだめだよ。希望はないのか?朝起きたとき、空を見たくはないかね?夜明けの太陽を見たいとは思わないかね?2016/07/08

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