内容説明
老子の言葉とされる箴言集タオ・テ・チン（道徳経）は、狭い人間界の道徳をはるかに超えた「宇宙の真実」を短い詩の形で伝えている。原典に忠実に従いつつ、ふみこんだ訳とわかりやすい解説で、その思想をやさしく紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりりんワイン漬け
7
厳選された詩を分かりやすく解説されている初学者向けの本。掘り下げてもよし、この本をもとに熟考するのもよし。筆者は道徳教における間違った解釈の本が溢れているというが確かに氏の言わんとする背景も分からないわけではない。ただ一言申すと氏の解釈がどのように受け止めることができるかもまた同じく読者にとっての気にとめるべき事ですね。2018/01/05
kisametan
0
恩師が傾倒していた老子。故人の声と重なって聞える気がした。とても大事なことが書かれている。2012/09/26
