内容説明
日本は世界で初めての女王を生んだ国だった―卑弥呼が登場する古代には多くの女帝を輩出し、後宮を彩った平安期を経て、武士の時代は、尼将軍・北条政子や「悪女」日野富子にはじまり、戦乱期には多くの女武将や大名の賢妻が活躍。大奥の実力者・春日局や篤姫らが江戸の幕政を動かし、近代は女権運動や芸能などの分野で次々と偉人が登場。神話時代から現代まで80人の女性を通して知るもう一つの日本史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しあん
23
思った以上にボリュームがあって、読了まで何日もかかりました。歴史を彩った女性たちがそれこそ卑弥呼から李香蘭まで、古代から現代まで網羅されていました。著者の幼少期の思い出にもふれた柳原白蓮のくだりや、川島芳子のエピソードが特に印象に残りました。2019/12/26
花林糖
15
(図書館本)この手の本では珍しい方々や幕末以降も多く紹介しているのは◎。前半は楽しく読めたけれど、後半は少し流し読みでした。藤原乙牟漏が紹介されていてビックリ。2017/04/11
Tomoko 英会話講師&翻訳者
2
松陰の妹の文さんも紹介されています。2015/01/19
getsuki
2
以前の刊行物と比べると、幕末から近現代史のチョイスが増えたような印象。某大河や朝ドラが影響しているのかな?2014/11/08
於千代
0
タイトル通り女性をピックアップした人物史。 前近代はともかく、近代の女性はあまり知らないので一応の参考にはなった。ただ、意外なチョイスも多し。衣通姫や乙牟漏にページが割かれるとは。2017/10/15