集英社新書<br> 騒乱、混乱、波乱! ありえない中国

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集英社新書
騒乱、混乱、波乱! ありえない中国

  • 著者名:小林史憲【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 集英社(2015/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087207620

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内容説明

これまで多くのメディアが中国問題を様々に取り上げてきた。しかし中国という国のリアルを客観的かつ正確に捉えたものはほとんどない。本書では当局に21回拘束されたテレビ東京の名物記者が、中国の現状を徹底的に明らかにする。初の民主選挙を勝ち取った小さな村の闘い、一人っ子政策というジレンマ、弾圧を受け続けるウイグル族の現状など――中国全土、事件の最前線を取材してきたジャーナリストならではの視点で描くルポルタージュ。そこには“日本人の知らない中国の姿”が描き出される。【目次】第一章 ウイグル騒乱――「民族団結」という虚しきスローガン/第二章 西部大開発――届かない恩恵/第三章 四川大地震、その後――被災した貧困の村で出会った人々/第四章 ゴーストタウン――林立する高層マンションには誰もいない/第五章 ウカン村の闘い――中国発の民主選挙の行く末/第六章 ハンカ東村の挫折――腐敗に染まった統治システム/第七章 薄熙来(はくきらい)の重慶――「唱紅」と「打黒」がウケた理由/第八章 重慶動乱――共産党権力闘争の裏側/第九章 一人っ子政策の限界――もはや産まない人たち

目次

第一章 ウイグル騒乱――「民族団結」という虚しきスローガン
第二章 西部大開発――届かない恩恵
第三章 四川大地震、その後――被災した貧困の村で出会った人々
第四章 ゴーストタウン――林立する高層マンションには誰もいない
第五章 ウカン村の闘い――中国発の民主選挙の行く末
第六章 ハンカ東村の挫折――腐敗に染まった統治システム
第七章 薄熙来(はくきらい)の重慶――「唱紅」と「打黒」がウケた理由
第八章 重慶動乱――共産党権力闘争の裏側
第九章 一人っ子政策の限界――もはや産まない人たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セイタ

5
生の中国を伝えてくれる本!2014年出版で、主に2010年前後の中国が描かれている。今から10年前の中国と考えなければならない。自分が中国にいた2015年ともかなり様相が異なる。著書は中国で記者をやっていて21回拘束されたのこと。文章から現場の緊迫感が伝わってくる。あと、トイレにカメラを隠したり、とっさに味方に電話したり、美人の助手を使ったりと著者の機転がすごい。中国にいるとそうなるのだろう。自分もまたこのドキドキを味わいたい。2021/11/14

ののまる

5
ちょっと扇動的な書名だけど、21回拘束されるだけあって、社会の底辺の人々、政府が隠したがる問題に切り込んだ、冷静でちゃんとしたルポだと思います。2014/12/05

glaciers courtesy

4
いかにもテレビ的なルポだな、というのが全体的な感想。現場に行く機動性は素晴らしいけど事前調査も事後の補強取材も物足りないし、重厚な現代中国に関する考察ではない。まぁ、このタイトルを見てそんな期待をする人はいないのだろうけど。それでも面白いところは結構ある。普通選挙を勝ち取った烏坎村に続こうとする違う村の人たちのレポートなどは現在の中国の現状を象徴的に表しているように思う。共産党中国という制度に不満と憤りを感じつつ、脅されると権力に簡単に屈服してしまうのだ。この悲しい状況からいつ中国は抜け出せるのだろうか。2015/03/06

げんさん

3
急成長の中であまり表面に出ていない(最近はそうでもないが)中国社会の貧富の差など歪みは、そろそろ限界に達しているのだろう。しかし、筆者のタフさには驚き、尊敬の念を覚える。テレビ記者もなかなか大変な職業だ2015/03/16

謙信公

2
最近、テレビ東京系列の番組を見る機会が多い。独自路線の視点が多いからか?中国の情報統制の立ち向かう著者の努力と勇気に拍手。大江麻理子アナの信念にも感服。さすがWBSのメインを務めるだけの器量だ。2017/05/30

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