幻冬舎新書<br> 日本資本主義の正体

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幻冬舎新書
日本資本主義の正体

  • 著者名:中野雅至【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 幻冬舎(2015/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344983717

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内容説明

なぜ株価はこれほど上がったのか? 景気回復は本当に続くのか?
ノーベル経済学賞に最も近いといわれる、イェール大学名誉教授が語る「経済の真実」とは!

アベノミクスにより、株価は約2倍、円安にもなり、景気は回復しつつある。とはいえ、いまだに「賃金が上がっていない」「生活はよくなっていない」など、アベノミクスに懐疑的な人もいる。
そこで本書では、ノーベル経済学賞に最も近いといわれ、イェール大学名誉教授、兼、内閣官房参与である著者が、「経済の真実」について、経済が苦手な人でも理解できるよう、わかりやすく伝授。
「なぜ株価はこれほど上がったのか?」「景気回復は本当に続くのか?」「日本は借金が多いから、このままでは財政は破綻するのではないか?」など、将来に不安を抱える人にとって、目から鱗の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

12
ラストの展望は楽観的で期待込みでしりすぼみ気味でしたが日本の資本主義の現状分析はしっくりくる。なぜ格差が見えづらい?内部留保を労働者は責められない。自分自身が将来その恩恵うけるかもしれないから。世代間格差で高齢者責められない。弱者でもあり、自分が高齢になった際の夢でもあるから。もはや規制緩和頑張ん規制崩しても成長難しい。グローバルに弱い。しょうがないとあきらめてしまう。 納得できます。2015/03/26

Arowana

10
帯に「死ぬほど働いているのにあなたの給料が上がらない理由」とありますが、同じ題材について論じられている他の様々な本にも書かれていそうな事柄はおおかた列挙されているのではないかという印象です。新書一冊で同テーマの概略がつかめるお手頃な本だと思います。2015/05/09

Humbaba

6
単純な労働の価値はどんどん低下してきている。これまでは人間でなければ出来なかったことも、技術の発達によってより少ない労力で目的を達成できるようになった。それ自体は素晴らしいことなのだが、その結果賃金格差が大きくなってしまうという弊害もある。2016/08/30

Nobu A

5
図書館本読了。官僚出身で現大学准教授が日本型資本主義を世界と比較しながら、分析・解説し、問題点を指摘。産業別でなく、企業別労働組合の構造的欠陥、企業利益の内部保留、低所得産業への人材移動等々。資本主義の根幹は設備投資と市場開拓。しかし、開拓が見込めない今後、ゼロ成長を基に考える必要性あり。目に見えないあらゆる格差、特に顕著なのは教育格差が進行していながら、国民の不満が顕在化しない歴史的心情性。腑に落ちる点が多く、とても興味深い内容。ただ、最後の将来の展望はあまりにも楽観的。読者へのリップサービス?2016/03/08

はる

5
★★★☆☆。ピケティ氏の本が話題になってるので、その流れで手に取った一冊。全くの知識ゼロで読んでみたのですが、矢張り難しかったです。笑。(^◇^;)でも、解らないながらも何となく掴める部分もあり、面白かったです。ただ、かなり極端でネガティヴな書き方をしているので体力と気力は必要です。笑。この方の言われるような考え方や生き方をしていたら、毎日辛くてしんどいですね。笑。「これまで散々ケチョンケチョンに言いたい放題言ってラストでコレかよ。社蓄って…。(^◇^;)笑。」な展開に腹が立つより爆笑してしまいました。2015/02/09

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