電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア

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電子書籍と出版 デジタル/ネットワーク化するメディア

  • ISBN:9784780801491

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内容説明

本書には、大きく分けて以下の5本のテキストが収録されています。

I─「2010年代の『出版』を考える」
IT企業の経営者であり、アルファブロガーとしても知られる橋本大也、文芸評論家、フリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生と、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム組合員である高島利行、沢辺均の4人が語る、「電子書籍の可能性」「書き手、出版社はどう変わるか?」。

II─「電子出版時代の編集者」
2009年10月に、アルファブロガー・小飼弾氏との著書『弾言』と『決弾』のiPhoneアプリ版を製作し、自らの会社から発売したフリーライター/編集者の山路達也に訊く、書籍の執筆・編集から電子書籍の製作、そして発売後のフォローアップまで、多様化する編集者/コンテンツ製作者の「仕事」。

III─「20年後の出版をどう定義するか」
電子書籍の権利やフォーマット、教育現場での使用に詳しい東京電機大学出版局の植村八潮に訊く、「書籍が電子化される」ということの根源的な意味、「本であること」と「紙であること」はどう違い、どう結びついているのか?

IV─「出版業界の現状をどう見るか」
出版、そしてメディア産業全体の動向を20年間追い続けている「文化通信」編集長・星野渉が解説する、出版業界の現状と、急激な変化の要因。

V─「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」
元「ワイアード日本版」のテクニカルディレクター兼副編集長を務めた深沢英次による、タグつきテキスト、XMLの「基本構造」を理解するための解説。

電子書籍の登場により、出版をめぐる状況はどう変わるのか?
さまざまな分野でその変化の最前線に立つ人びとに、「いま」を訊きました。
詳細な用語解説付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烟々羅

4
賞味期限は五年とないのだけど、その間に大きく業界が変わる羅針盤となって何人もの動きを左右するような本ってのがこの四半世紀に何度もコンピュータ方面にあった。 それらの本と同じ匂いがする。今度のターゲットは書店や出版界だ。 業界が大きく変動するときには、必ず下働きをする若い者の参入が必要で、素人にちょっとした予備知識があればこれだけのことができ、うまくいけばノシ上がれるって状況があるわけで。ネットや業界の外から人が集まってくる需要と供給が、こんな本を必要とするワケです2012/04/15

tanayuki

2
5章のうちの3章は過去にウェブで公開された文章(参照→ http://bit.ly/bNkkyn )で私も読んでいましたが、「文化通信」編集長の星野渉さんの「出版業界の現状をどう見るか」ははじめて知る話も多く、勉強になりました。2010/07/20

もへじ

2
忌憚ない意見のぶつけあいが気持ちよい。出版業界おもしろすぎる。2010/07/22

やまきー

1
この手の本は結構たくさん読んでみたけど、一番分かり易かったような気がします。まぁ、今まで読んできた本のおかげで内容が簡単に理解出来たっていうことですかね。2012/10/13

栗まんじゅう

0
出版業界に携わる人の現状に対しての認識というものが伝わりました。出版業界にはこれまでのシステムの大きな変換、柔和な対応が求められているようです。2015/11/24

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