内容説明
旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はない! 酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった絶品エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
72
最近シーナ本を読んでいない。道理で調子が出ない(笑)。椎名誠の本はわたしにとってゴマサプリメントだったのだ。本書はまさにサケ&ビールと、そのアテに集中したエッセイ。読めば読むほど飲みたくなるし食いたくなる。アワビやゴカイなどの「あっ、何すんだ」的擬人法は、他の本でも読んだけど笑ってしまう。でもそのセリフには、生き物を食べる側の「すまぬ」という気持ちが現れていて、共感できるものがあるなぁ。とにかく気取らないで飲みたいものだ。海外にはとても行けないけれど。解説の竹田さんの、「シーナ隊長」への信頼感がいい。2020/10/19
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
64
旅先で出会った極上の酒とオツマミ。痛恨の二日酔い体験。禁酒地帯での秘密ビール――世界各地、どこにいても酒を飲まない夜はないというシーナさんが描く、酒飲みのヨロコビと悲しみがぎっしり詰まった痛快エッセイ。ほんと旅の楽しみの一つは旅先での旨い飯と酒。私はここまでチャレンジングにはなれませんけどね。★★★
akira
29
まちライブラリー森ノ宮本。 あや探と一緒にみつけたエッセイ。世界各地でのゲテモノ・キワモノも多めのお酒の話。ちょっと前に話題になった「口噛み酒」の話もあって、やっぱりあるんだなと思った。 いろんな酒の話が多い中で気になった一節。蕎麦屋かぁ、たしかに合わない要素がない。なんかの機会に一度試してみようかなぁ。 「蕎麦屋でイッパイというのが案外いいのである」2019/11/04
たいぱぱ
21
初めて読んだはずなのに、既読感があるのは誠ちゃんのエッセイにはよくあること。椎名さんのエッセイは、もうあまり読まなくなったけど、時々急に読みたくなります。お酒に弱いけど、味が好きな僕には椎名さんみたいな人が羨ましい。ドイツのオクトーバーフェスティバルに行ってみたいけど、一杯で倒れそう。そしてフェスのトイレには絶対行きたくない!2018/01/20
みつりんご
18
どんな物でもワシワシ食べて、ほどよく冷えたビールを飲み続ける、食欲自慢でも大酒自慢にも聞こえないのがシーナ本の魅力。あースッキリしました。イカが白い体を横たえて「私もう駄目、刺身でもソーメンでもリングでももうどうにでもしてぇ」って言ってるとこれからイカみるたびに思いそう。読んでる途中に冷蔵庫にビールが冷えているか思わず確認したくなる魅惑の一冊です。2014/07/31