内容説明
とある真夏の真夜中、猛烈にヤキウドンが食べたくなってしまったのだ。しかしどこを探してもウドンがない。ラーメンやソーメンではダメなのだ。ヤキウドンなのだ・・・。日々のあれこれを威勢よく綴るエッセイの数々。
※本書は一九九二年四月に本の雑誌社から刊行された単行本『むはの迷走』を改題し、文庫化した作品を電子書籍化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
37
わははは。なんだこのタイトルは! 椎名本で最も笑ったタイトル。よく考えましたね。カバー写真にも大爆笑。日常話で始まったものが、映画制作に突入。「ホネ・フィルム」のルーツはここにあった。第一作の「ガクの冒険」といい、フロンティア精神抜群。四半世紀もの過去の話なのに、すごく臨場感があるなぁ。恐れるよりは、どんどん進めて、失敗をとりかえす主義。いいですね。2017/09/19
たーくん
6
再読→→→人生のヨロコビは真夜中のやきうどんモドキ。旅先のラーメン。たまたま見つけたタカラモノのような本。灼熱の下で大事に飲む、紙コップ一杯の麦茶―。せっせせっせと小説を書き、やるぞやるぞと映画を撮り、日本のすみずみ、世界のあちこちを落ち着きなく動きまわる日々。こまったこともあるけれども、たのしいこともいっぱいだ!人生は、とかく「やっとこなあのぞんぞろり」なのである!生きるヨロコビに満ち満ちた、元気のでるエッセイ集。2018/06/18
KAHYA
2
「本の雑誌」に「今月のお話」として掲載していたものを同社から単行本「むはの迷走」で1992年に出版された本の文庫化したもの。昔図書館で借りて、読んだ記憶がある。映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」を撮影していたころの、エッセイ。2016/02/24
たか。
2
表紙の写真が面白い2009/07/29
shiaruvy
1
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