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内容説明
極度の人見知りで潔癖症。登校前には腹痛になり、多動症で注意される――今では想像できない著者の学生時代の姿である。人は、どうすれば日々の不安や苦しみから解放され、幸福感を得られるのだろうか。本書では、脳科学の最新知見をもとに、幸福になるための脳の使い方を著す。我々は、金銭的に裕福になれば「幸福感」が増すと一般的に考える。しかし、GDP(国民総生産)が増加しても、幸福度は増えなかったという研究成果が発表されている。お金をもっても幸せになれないのであれば、我々はどうすれば幸福になれるのだろうか。脳はどのようなときに充足感を得るのであろうか。ほんとうの幸福を手に入れたい人は必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
43
『幸福は総合点』『幸せとはソリューションがいくつもあること』などなど、幸福感を味わうための考え方が詰まってる。そこまで『脳科学!』って、印象は受けないけど、読んでいて日々の生活が少し楽になる一冊♪2016/02/04
Taka
17
幸せかどうかは他人との比較で感じやすいというのはナルホドと思った。「あの人は〜だからいいよなぁ」とないものねだりをよくしている自分に気づけた。他人との比較よりも、過去の自分と比較して成長を実感することで幸せを感じるように努めたい。他にも「コントラスト(変化)が幸せを生み出す」「幸福はひとつの条件で決まるのではない。総合点で決まる」「パッシブ(受け身)よりアクティブの方が幸せになる」「生活の中で句読点をつける」「幸せとはソリューションがいくつもあること」など参考になった。2015/12/28
Kikuyo
15
再読。「不幸を感じやすい人は、恵まれた環境でも自分が不幸である種を見つけ出してしまう」ネガティブ思考の天才である自分としては改善点その1。またそれぞれの持ち味だと思って「ユニーク性、個性ととらえれば」他人との比較もOKだそうだ。幸福は一つの条件だけでなく総合点である、とわかっていることも大切。著者は周囲と交流するのが苦手だった体験があり、そこから自分に気づき、「一人高度経済成長」を続けている。常識にとらわれずに恵まれている点にフォーカスしたい。お手本になる本。2016/04/15
chie
12
他人と比べて得られる幸せ、というのはあり得ないことが理解できた。また、自分が幸せか不幸か考えてしまうのも、人生からしてみれば意味の無いことの様に思えてきた。けれども、私はこれからも、この様な本を読み続けると思う。こういう本を読んでいる時こそ幸せを感じてしまうんです。この本に書かれている、脳の中のメンテナンス回路が活性化されている様な気もします。ただ難点なのは、人前で堂々と読める本ではないなと思ってしまうことです。それさえ克服できれば、今の私にはとても幸せなことかもしれない。2020/01/13
モモのすけ
10
心に響いた。僕は楽しんでいるだろうか?「『今、ここ』を楽しんで幸福を感じている人は、よい仕事をします」「パッシブ(受動的)なことよりもアクティブ(能動的)なことの方が幸せには寄与」「読書はアクティブ・レジャーに属す」「顔は心の窓であり、その人のインターフェース」2013/01/29