内容説明
「城はいらない。君がいてくれれば」ああ、その言葉を信じられたら!■「僕と結婚してくれませんか」祖国オーストラリアからイギリスへ向かう飛行機の中で、テッサは突然隣席の男にプロポーズされた。彼は第十三代ドルストン伯爵チャールズ・キャメロン卿と名乗り、六週間以内に結婚しないと、城とそれに伴う財産を相続できないという。イギリスで暮らす妹夫婦を交通事故でなくしたばかりのテッサは、悲しみと心労のさなかにあり、チャールズにつきまとわれるのは大迷惑だった。しかし彼は、遺児ベンの養育権をめぐって妹の義母と渡り合うテッサを、お節介にも力強く援助する。頼もしく優しい彼に、いつのまにか恋してしまったテッサ。でも、財産を得るためにプロポーズする男となど結婚なんてできる?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ヒーローは言葉足らずで強引、ヒロインは言い訳が多く、婚約者の言いなりで、唯一残った身内の甥に対して、口で言うほど、愛情も深くないし、ヒーローがいい方向に持って行ってくれたのに、意地を張ってダメにしようとしたりして、好きになれなかった。看護婦をしていれば、妹の姑がいい人ではないのが分かると思うんだけど…ヒーローはストーカー並みのしつこさだけど、妹の遺言や、甥の養育権に関する協力を見ても、悪い人ではないと理解できるはず、お金のためにプロポーズされたって、騒ぎすぎのような気がした。代々の土地を大切にして悪いの?2017/08/20
たくあん
1
ヒーローの求婚は非常識すぎて、相手にしないヒロインの気持ちは分かる。でもそれを除けば彼の振る舞いはきちんとした大人のもので、ユーモアがある会話も嫌いじゃない。なので長すぎるヒロインの拒否パートに、はいはいはいって感じてしまった。ロマンティックな雰囲気はあまり感じない。機会があれば再読するかも、というような作品。2025/03/24
糸車
1
ヒーローが絶対口にしなかった「理由」が高潔すぎてあんぐり・・・。ごめんなさい、これまでロマンス小説の傲慢で身勝手なヒーローを山ほど見て来たせいですね。謝罪します。自分が恥ずかしくなりました。ヒーローは自分を犠牲にしても他人を救うために奔走する本物の紳士でした。・・・で、結局ヒロインには一目惚れだったんですよね?2013/06/02
ちはや
0
2001.4.9 ★★★☆
める
0
偶然、飛行機の席で隣になった男性から唐突にプロポーズされたヒロイン。とまどい、頭のおかしい人だと思い離れようとしますが、飛行機を降りた後も強引にどこまでも付きまとってくる彼に、何故だかほだされてーーー。いくらハンサムであっても犯罪になりそうなくらいストーカー行為を続けるヒーロー。ヒロインが警察に駆け込まなかったのは、彼の高貴な血筋によって身についた威厳が為せる技だったのでしょうか…?2012/02/26
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