内容説明
三年前に悲しい事故で愛する家族を失ったルースにとって、小説を書くことだけが、心のささえだった。ある日、彼女はTVのトークショーにゲストとして招かれた。同席したのは世界的なベストセラー作家、パトリック・ヘーガン。噂にたがわず、危険なほどセクシーでゴージャスな男性だ。セックスと権力がテーマの彼の作品は何本も映画化されているが、ルースは批判的だった。そんな彼女に彼は強い関心を示した。「もう少しお話ししたい。夕食につきあっていただけませんか?」華々しい女性遍歴を飾るために犠牲になんかならないわ!ルースは自分に言い聞かせた―私が求めるのはもっと別のもの。けれど、強引な誘惑に、理性は反発しても感情がざわめいて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
ヒロインは過去の痛手から、プレイボーイのヒーローの誘惑から何とか逃げおそうとしますが、ヒーローはイケイケで、グイグイ押していきます。メロメロいい感じなのかと思いきや、終盤にヒーローがやらかします。自動自得だけど、ヒロインの方が犠牲になった感じで、可愛そうだった。さすがにプロポーズを受けて数日で他の女性と個室で抱き合ってキスしてるのを見られて、許してもらえると思うヒーローは、人間的に腐ってるとしか言えない。プロポーズした時点で、これまでの行動を繰り返していてはダメだと自覚していて欲しかった。一年は長すぎ?2017/10/01
麻琴
1
再読。ヒロインがある意味自分勝手な気がしてヒーローがちょっとかわいそう。勿論ヒーローも自業自得ではあるけど。どこがいいと言うわけじゃないのに何故か好きでよく読み返してる作品。☆52014/12/23