内容説明
水中写真家・水中考古学者である著者が、皇居のお堀から沈没船、さらには東海村・浜岡の原発まで「潜る」仕事を通して日本各地を覗いてきた、その記録と貴重な証言の数々をまとめた自伝。
※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
11
活躍した人の直接の言葉という意味では価値がある。願わくば、編集者にもう少し仕事をしてほしいところ▼まず、文章が冗長で読みにくい。我が強い人なのは文章から十二分に伝わってくるので難しかったのかもしれないが▼ジャック・マイヨールが日本でダイビング深度世界記録を達成というのは興味深いが、「ブリュッセルの国連本部が記録を認定」???。国連本部は設立当初からニューヨークだし、国連システムの中でギネスブックみたいなことをやってるところはないと思う▼著者が一時的に「失語症」になったとあるのは、「失声症」のことだろう。2021/02/16
Tom Ham
2
読了。図書館で借りました。推薦書にハズレのないFB友達吉本さんからの推薦書。 おもしろいの一言!語られている時代は古いものも多いが、そこには真実というのか本物が語られている。紹介してもらわなければ出会うことのなかった本だ。吉本さんに感謝です!2013/04/14
さの
2
その世界の第一人者だとしても、これほど世界的に活躍、行動できるのはなぜか。やはり、それは「自分でできる」からだと思う。英語、フランス語ができ、自ら潜水の技術、水中考古学の知識があり、ひとりで全部賄えてしまう。言葉だけでなく、自らやってみせて周囲を納得させる。そこが素晴らしい。言葉足らずの話が多く、読み物としては評価できない。ただ、その生き様には驚愕させられ、見習う部分も多い。2012/10/10
Kazuo Ebihara
1
夏休みなので、「涼しい読書」をしようと云うことで選んだのがこの本。 大崎映晋は、水中を調査、発掘する水中考古学者の第一人者。 世界中の、海、湖、濠を潜り、想像を絶する仕事をしてきた。 1960年、ノーベル文学賞作家のパール・バック台本の 映画化に際し、海中撮影の協力依頼を受けた。 台本を読むなり、海女の生活、文化についての誤りを指摘。 パール・バックの怒りを買うどころか、絶対の信頼を得た。 この映画「大津波」には、伊丹十三や、ジュディ・オングも出ている。 1970年、ジャック・2012/08/09
takao
0
おもしろいな。2017/10/12
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