内容説明
自分はいったい誰の末裔なのか? ヒデミネ流、ルーツ探しの旅が始まる。役所で戸籍にあたり、家紋を調べ、祖先の土地を訪れ、専門家や親戚縁者の話に耳を傾ける。自分似の遠戚と出会ったり、源氏や平氏、さらには天皇家とつながったり……。日本中を東奔西走、「歴史とは?」「過去とは?」「自分って何者?」と問い続ける、じわり感動のノンフィクション。小林秀雄賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
378
著者が自分の先祖をたどっていくというスタイルで話が進んでいった一冊。我が家も室町まで遡れるらしいとは叔父から聞いたことがあるが、最後までたどると皇室に行き着くのかなぁ?と思うと日本人みんな親戚に見えてくる不思議。2016/11/26
おさむ
48
これは面白い!是非とも老若男女に読んでもらいたい。作者が自らの祖先を辿っていくなかで見えてきたものとは?。源氏、平氏、天皇家…ご先祖様は何処までも広がっていきます。クスリと笑える場面も沢山あります。「ご先祖様がいたから、今の自分がある」そんな当たり前の結論がじーんと心に響きます。第10回小林秀雄賞。2016/06/01
slowlifer
31
大家族であれ天涯孤独であれ誰しもご先祖様からの繋がりの中で存在している。1世代30年、15代=450年遡ると、2の15乗で直系親族は32,768人。「その内の一人が存在していないと私は存在していなかった」。その兄弟親類を入れると無数のご先祖様。人類は親類だらけ?江戸時代、苗字帯刀は武士の特権。が、明治維新後の戸籍法施行以来、全国民が苗字を保有。明確化した「家」という概念は、具体的な繋がり、絆、自分の座標軸を意識する意味でとても大事だと思う。「地球に生まれた人800億人。現在50億人。16回生まれ変わり?」2017/01/07
ばんだねいっぺい
30
調べれば調べるほど、心地よい目眩の中へと落ちていく。なんだか、よく分からないが、そこには何かがある気になり「元気でね」と言いたくなる。 細かい事は抜きにして「これでいいのだ」の世界がぼわぁと広がってゆく。 2019/01/22
ぐっち
29
「弱くても勝てます」の高橋秀実さんが、自分のルーツをゆるりと探る本。縄文顔から平家の末裔、いや源氏の末裔?時には前世占いも挟みつつ、同じ姓・同じ家紋のひとは皆親戚なのかとか、結局なんだったのかわからないけど面白かったです。私は「もしかして隠れキリシタン?」と聞かれたことが何度かある地方出身なのですが、実際自分も小学生の時に母に「うちの先祖は隠れキリシタンか?」と聞いたことがあります。「うんにゃ、島原の乱で人がいなくなった所に移り住んできた人達の子孫」とやけにリアルな答えで、子ども心に納得してしまいました。2015/08/01
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