内容説明
水原一斗は下北沢で一人暮らしをしているフリーター。これといった夢もなく、漫然と毎日を過ごしている。そんな一斗が、いつものように居酒屋でのアルバイトを終えてアパートに戻ると、自分の部屋の前に高校時代の友人、宮野美月が座り込んで眠っていた。そして、一斗は知っていた。宮野美月が、テレビなどのメディアには一切露出せず、ライブも行わない“覆面歌手”四之宮ミズキその人であることを――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
13
KindleUnlimitedで再読。読んだことあったかな?れべるで忘れてしまっていたので新鮮な気持ちで読めました。やっぱり20過ぎてこれは純粋すぎるなとか思いましたが、まぁ、それがこの物語のうりなんでしょう。2022/12/18
しぇん
4
恋愛小説なのかな? 高校生の時失踪した友人が突如押しかけてくる所から始まる物語でした。あらすじを聞いて最初に想像するお話で、落ち着いて安定している物語でした。が、大学卒業の年齢の男女なのに同棲では無く、同居になっているくらい綺麗な心の持ち主達の分、盛り上がりは欠けてしまっている様に感じてしまいました。 2014/10/05
disktnk
2
惰性で生きてきた主人公が、いまさら青春する話。幸薄ヒロインが主人公を振り回してリア充するんだけど、そこにある種の寂しさが滲んでいるのがなんとも。ところで、ストーリー的に奥野さんあんま必要なかった気がする。2015/02/23